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『ネクスト・ギグ』 〈赤い青〉 Biography

 以下の文章は、『ネクスト・ギグ』単行本刊行時に、装丁のデザインの一部として掲載された、作中に登場する架空のバンド〈赤い青〉のプロフィール(Biography)です。
 文庫本ではプロフィールを生かした装丁が引き継がれなかったため、せっかくですので、noteにて公開しておきます。


〈赤い青〉シノハラヨースケ(Vo,Gt)、クスミトオル(Gt)、ミナミコウタロウ(Ba)、ショウジタカユキ(Dr)。
〈サウザンドリバー〉の解散から2年、表舞台から姿を消していたクスミトオルだが、2012年1月、「クスミトオル新プロジェクト」と題したサイトが公開される。2月には、「赤い青」の始動とホームグラウンドとなるライブハウス「ラディッシュハウス」のオープンが予告された。ファーストライブのチケットはわずか15分でソールドアウト。4月21日、初ライブ開催。一時間程度の短いライブだったが、すべて赤い青のオリジナル楽曲が披露される。
5月、アルバム発売に先駆け、リード曲「夜明けのファンファーレ」が公開される。再生数は一月で100万回を突破。6月、7曲入りファーストミニアルバム「Seven deadly sins」を自主レーベルで発売。アルバムを引っさげ全国7都市でのツアーを行い、夏フェスにも参加した。
初期のサウザンドリバーを髣髴させる正統派のロックサウンドで、パンク、ガレージ、ファンクなどの影響も濃い。最新アルバム「駆動音」まで、2枚のミニアルバムと4枚のフルアルバムを発表した。2017年、シノハラの急死により活動を休止。


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