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言葉と己を一致させるために行う言葉の解剖~「言霊」と「言葉」の構造を知る~

ハラヨミ通信「記響-フミユラ」では、日本語と心に関わる研究や言葉の創造を配信しています。

こんにちは、諒太です。

今回は日本語の構造についてふれていきます。

ハラヨミ通信「記響-フミユラ」では、「言霊」という言葉がたびたび登場することとなりますが言霊は「古事記と言霊」という書籍を基盤とした「言霊」となっております。

ご関心がある方は「古事記と言霊 島田正路」でご検索くださいませ。

日本語は「母音」が備わっている言語であります。

これはご存知かと思いますが、ここに言霊学の内容をふまえ「音」の成り立ちと「心」の関係性について考え、五十音の一音一音の性質についてふれていきます。

例題として「レ」をとりあげます。

「レ」は人間の道徳性を表す音なんです。

構造の説明を行っていきます。

「レ」というのは「Re」で「レ」です。

R(子音)+E(母音)=レ

という構成となっています。

この構成をふまえたうえで「言霊学」からみた「言霊レ」の力動をみていきます。

天の狭霧の神、国の狭霧の神
言霊ロ・レ:天の狭霧・国の狭霧とは、言葉の霊と言とが霧のようなバイブレーションとなって耳の孔の奥へぐるぐる廻りながら入り込んで行く様であります。言霊ロ・レは共に螺旋回転の状態です。

古事記と言霊P125

とあります。

狭霧とかいて「さぎり」と読みます。

難解な力動でもありますので、要点を抽出しますと言霊レは

「コトの螺旋回転」

です。

「言霊ロ」は霊なので見えない心の領域にあり、「言霊レ」は言であるので言⇔事であるように「言霊レ」はカタチとなる領域にあります。

そして先ほど「レ」は

R(子音)+E(母音)=レ

という構成で出来上がっているとお伝えしました。

言霊学では母音のアイウエオはヒトの心の中にあり、それぞれに対応した性能があると説かれています。

若干の省略をしますが

ア・感情
イ・創造意思
ウ・欲望
エ・道徳
オ・記憶

といった5つの性能です。

「レ」という音は母音が「エ」なので道徳という属性の中に入っていることがわかります。

R(子音)+E(母音エ・道徳)=レ

になります。

そして「言霊レ」の力動の内容は

・「コトの螺旋回転」
・「言霊レ」は言であるので言⇔事であるように「言霊レ」はカタチとなる領域

でした。

これらを足していきます。

・R(子音)+E(母音エ・道徳)=レ
・「コトの螺旋回転」
・「言霊レ」は言であるので言⇔事であるように「言霊レ」はカタチとなる領域

という構成が「レ」に秘められていることがわかるようになっていくわけなのですが、これらを1つに集約していきますと「レ」の性質がみえてきます。

「道徳性のある行動」

です。

「言霊レ」というのは霊の反対である言にあたりカタチとなる領域にある

「レ」は母音が「エ・道徳」に所属していることから道徳性の音にもなっている

というところから、道徳性ある響き(現象)に深く関係する音が「レ」であることがわかります。

その現れとして「レ」という音は何かあったときに感謝を示し、その感謝からくる行動を表す

『お礼』

という言葉が浮かびあがってきます。

『お礼』には「レ」が使用されています。

こうしたように日本語というのは

・「心」
・「状況」
・心と状況に連動する「言葉」

といった三位一体的構成で創られていたり、使われていたりします。

とても緻密かつ、鋭い観察力、感性のもとで言葉が構成されていることが「レ」といった一音から察することができますよね。

日本語と五十音・心に対する理解を深めていくときには

・R(子音)+E(母音エ・道徳)=レ

とあるように一音を子音と母音に一度分解し、その一音の母音がアイウエオのどの母音に属する言葉になるのか?

を整理していくと「知識」と「体感」を通してコトタマがつかめることができると思いますし、日本語の構造をより深く理解できると思いました。

それでは今回はこの辺で。

ハラヨミ通信「記響-フミユラ」
諒太

~ハラヨミ通信「記響-フミユラ」からのお知らせ~

「心と暮らしと未来心理分析」を行った記事を発行しております。

ありがたいことにお読み頂くことが増え、ご感想も頂くようにもなりました。

これから私達はどのような「心境」になっていくのか?。どのような「在り方」になっていくのか?。これからの仕事は?など先を見据えた未来分析の記事となります。

ご関心のある方はぜひご覧になってください。


(読者様のご感想も掲載)

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『その日』、どこにいないほうがいいのか?知っておかなければならない奇妙な偶然とは?についてふれています。私は決心しました。その日、絶対に○○には行かないと。


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