夏と花火と怪談話
さぁ〜て、今日の記事は?
ヤスです。ほぼ日の夏の恒例「ほぼ日の怪談」、今年もはじまってます。そのページを見てたらミスを発見しました。(メールしてお伝えするのがいいのかな)と悩んだけど連絡。すぐに修正されてました。おせっかいかもと思ったけど言ってみるもんですね。
さて今回は、
「夏と花火と怪談話」
「夏休みの日記18日目」
「日記で視点を絞るコツを学んでいく」※文章クラブ限定記事
の3本です。※掲載順を変えました。
【夏と花火と怪談話】
あれはまだ実家で暮らしていた30年前。昨日のような寝苦しい晩のことでした。エアコンのタイマーがちょうど切れた午前3時。喉に渇きをおぼえ、寝室のある2階から1階のキッチンで水を飲むため階段をおりたんです。
うちは築40年の木造。階段を踏むたびにきしみます。
ギシ……ギシ……ギシ……
1階で寝る両親を起こさないよう、静かに階段を下りていこうとするも、階段が悲鳴を上げます。
ギシ……ギシ……ギシ……
(ギシ)
残り3段で1階に着こうとしたそのとき、上から誰かが下りてくる気配がしました。気配というよりも、きしんだ音が鳴っているので、誰かが下りてきたんです。
(いっしょに寝ていた弟も目を覚ましたのかな)
と眠気の覚めぬ頭で考えていたそのとき、1階のトイレのドアが開きました。
「ん?お兄ちゃんか……」
トイレから出てきた弟は階段を上がり部屋に戻っていきます。
……え。じゃあ、さっきの音って。
「うわああああああ!!!!!」
階段の上から弟の声が家中に響き渡ります。
慌てて父と母がやってきました。「なんだどうした?!寝ぼけたんか!」
「ち、ちがう。ごめん。階段が濡れててびっくりして」
電気をつけると階段の上から3段に、まるでびしょぬれの人が歩いたような小さな水溜まりができていたのです。
「なんだ……。おまえ、漏らしたのか?」
「ちがうよー!」
「はやく寝なさい」
ちがう。
……なかった。
僕が階段を下りたとき、そんな水溜まりは、絶対になかった。
僕のうしろを、いったい誰がついてきていたのだろう。
おわり。
……という、まぁ、ベタな怪談話ですね。私の即興創作です。あんまり怖くないけれど。実際に経験すれば怖いでしょうねぇ。
心霊番組は、捏造がかんたんにできるようになって最近は減りましたね。映像でさえ素人でもちゃちゃっと加工できますから。
一方で文章で読ませる怪談話はずっと人気です。ほぼ日も毎年夏に「ほぼ日の怪談」を企画していて人気コンテンツです。
怪談が人気の理由。「おもしろい文章の特徴」につうじるものがあるのですよ。
「思ってたんと、ちがう」です。予想の裏切り。常識の破壊。
怪談話の特徴は、
・ないはずのものがある。
・あるはずのものがない。
鉄板ですね。いないはずの人がいる。トンネルの中に白いワンピース姿の女性はぜったいに歩いているはずがないのに、いた。
深夜の学校。子どもがいるはずないのに、教室の窓から黄色い通学帽をかぶった男の子がこちらを見ていた。
舞台設定も重要なパーツです。
・廃墟
・病院
・学校
・トンネル
・タクシー
・墓地
・公園
・河原
常識の裏切りと舞台。これらが組み合わさって怖い方向へすすめば怪談だし、笑える方向なら漫才やコントです。日常という舞台での新たな視点なら、共感を呼ぶ記事が書けますね。
怪談でも、漫才でも、ものの見方でも、重要なポイントはオチです。
今日も読みにきてくれてありがとうございます。視点をひっくりかえすのは、どのジャンルでも強い。
【夏休みの日記18日目】
昨日はnoteのイトーダーキさんの企画「リレー小説」の原稿を書くために考えていました。登場人物、舞台、事件。時系列はどうなっているのか。登場人物同士の関係性はどうするのか。なにが起こって、これからなにが起こるのか。
あきらかになっている部分とそうでない部分があるので、勝手にこれを頭のなかで確定させ組み立てていく。私で完結しないので、次の人がなるべく書きやすいように。
人物像をつかみ、舞台を整えてあげれば、あとは勝手にうごく彼らを描写します。それで一気に書いてみました。さて、私の世界は受けとめてもらえるでしょうか。
《お知らせ》
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