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アイデンティティ《水曜日のエッセイ by 逢志亭姉》

 
水曜日の記事は文章クラブ『放課後ライティング倶楽部』メンバーさんが担当です。だいたい2ヶ月くらいで順番がまわってきます。
 

 
アイデンティティとは、

①人格における存在証明または同一性。
ある人が一個の人格として時間的・空間的に
一貫して存在している認識をもち、それが他者や共同体からも認められていること。
自己同一性。同一性。
②ある人や組織がもっている、他者から区別される独自の性質や特徴

(広辞苑第6版)

辞書って、難しい言葉をわかりやすく説明してくれてるはずなのに、この説明読んで、辞書を引いた小学生はもちろん、中高生も理解できんやろな。
「これ、どういうこと?」って聞かれた親も
説明できんかもしれん。

よく耳にするカタカナ語ではあるが、日本語で説明して理解するのは難しい。デスク、机、みたいに、一言で置きかえられない
ということは、もともと日本語にない概念なのかもしれない。
人と区別する、という文化があまりなかったのかもしれない。
もしかしたら、戦後、個人主義の概念が入ってきてから、浸透してきたのかもしれない。
だから、聞かれた親が答えられなくても仕方ないか。

心理学では、「自分は何者なのか」ということだそうだ。中高生ぐらいで、親とは違う人格に目覚め、これについて悩むわけやね。

②の意味では、国民としての意識やったり、所属している組織での立ち位置やったりするのかな。
アイデンティティの喪失、とか言われるのは、その類のことだろう。日本人の自己肯定感が低いのは、そのせいか?

自分が何を大事にして、
どこに向かっていくのか、
自分の国の経済や将来や
他の国との関係とか
誰かが考えてくれると思ってるんかな。
誰かが教えてくれると思ってるんかな。

考える、って大事よね。
でも、考える機会は、ほとんど与えられてないよね。もうそろそろ気づいてるでしょ。

自分で学校行かないって決めた子供たちは、気づいたんでしょう。自分で考えて、行かないって決めたんです。
でも、何もしなくていいよ、ってことじゃないからね。

あなたのままでいいよ、って言葉、一生懸命生きてる人には言ってもいいけど、どうしていいかわからん子どもにとっては、何もしなくていいよ、って言ってるみたいで、失礼じゃないかな。

誰に対しても同じ声かけをするのが平等ではなくて多様なひとりひとりにそれぞれにとって、あたたかい声をかけることが平等なんだと思う。それには、大人があたたかい
気持ちをもって、笑顔でいることが必要でしょ。

眉間に皺寄せた大人ばかり見ていたら、明るい未来は想像できないよね。


私には、いっぱい時間があって、
いろいろなことを考える。


考えたうえで、自分には、何ができる?
考えろ、と言ってる本人が停滞している。


私は何者だろう。


肩書きや職業で自分のことを語るのではなく、こういう人です、という中身で語れるアイデンティティをもっている人でいたい。
そういうアイデンティティを子どもたちにも伝えていきたい。

これからも、もっともっと
考えていこうと思う。
 
 
[ライター:逢志亭姉]

◆あとがき
ヤスです。考えるのに最適なツールは文章ですからね。たくさん考えても頭の中だけだといつかは忘れるし、同じことをグルグル考えちゃいます。

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