内視鏡パニック。年相応の身体になってきている
日記みたいなエッセイです。今年は身体の調子がよくない。熱中症になるわ、脱水症状を起こすわ、そんで最近、どうもお腹の調子が良くないから病院に診てもらいに行きました。「年齢が年齢だし、大腸カメラをやりましょう。ついでに胃カメラもやっておきましょう」
げ。
胃カメラ……。私、めっちゃ苦手なんですよ。10年以上前に2回やっているんです。ォェォェと苦しかったんですよ。「鼻から入れるのは楽だから大丈夫ですよ～」なんて言われたのに、全然だめ。
はぁ。憂鬱だ。何か見つかるのも怖いけど、胃カメラが嫌だ。検査日が決まってから、ずっと辛かったのです。
で、昨日。看護師さんに血圧を計ってもらいながら「たぶん、血圧が高いと思います。嘔吐反射がきついから、今日が嫌で嫌で」と嘆いてました。「大丈夫ですよ。鎮静剤を打ちながらやりますから」
……？
鎮静剤？
たしかに説明されていた。鎮静剤を入れますって同意書にもサインした。お？ まさか……。
「静脈麻酔ですか？」「ええ、そうですよ」
た、助かった。
私は歯の治療をするときも、笑気ガスを吸ったりする。ひどいときは静脈麻酔をやってもらって治療するんです。かんたんに言うと意識を飛ばす。
気持ちが軽くなり、看護師さんから麻酔薬を口に含み喉で止めるように指示される。ぶっちゅ～と挿入。
……ぉぇ。
喉が辛い。止めているのしんどい。吐きそうになる。
なんとか3分を耐え、次にマウスピースをくわえさせられる。
……ぉぇ。
ダメだ。喉付近に異物を感じると嘔吐反射がおこる。「眠くなるお薬を点滴しますね～」と聞こえてきた。「深呼吸してくださいね～」。はじめて登校した小学生が担任の先生の指示に従うように、素直に大きく深呼吸をする。
1回。
2回。
3…か……
おっと、目を閉じたら眠ってしまっていた。ん？マウスピースはどこにいった？ってか、この状況はなんだ？
「ウエダさーん。だいじょうぶですか？意識がしっかりするまでそのまま休んでおいてくださいね」
終わっていた。助かった。乗り切ったぞ。
「胃は問題ありませんでした。大腸にポリープが2つ出来てたので、こちらは切除処置を行いました。検査結果は1週間後にお知らせします」
ポリープ！
そんなに恐ろしいものじゃないっていうけど、怖い！
あれだね。自分の年齢を考えたらいつまでも若くないね。定期的に検査は受けましょう。
今日も読みにきてくれてありがとうございます。身体のサインは見逃さずにいたいもんです。
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[画像協力：さちわ]
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