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レンタルドライヤー屋さん

子どもの頃、弁償ということばが一時期流行った。「ベンショウして!」ベンショウ。弁償。意味なんてわからず、大人っぽいその響きが面白いのか、ひたすら言いまくっていた。今の子どもも言うんだろうか。

全然関係ないですが、ドライヤーが壊れるときって結構こわい。ん?焦げ臭いかも、と思っていると突然バチバチッと漏電したり火をふいたりしてくる。いつもはごきげんにご主人様の髪を乾かしているのに、突然火をふくなんてちょっと酷すぎると思う。こっちは一日でいちばん無防備な格好をしているんですけど。全幅の信頼をおいてるんですけど。飼い犬に噛まれるどころじゃない。ドライヤーに火をふかれる。もはや、ことわざ級。

とくに特殊な髪をしているという認識はないのだが(もしくは奇抜な乾かし方をしているつもりもないのだが)、うちのドライヤーはよく壊れる気がする。風量の強いタイプを好んで使っているからかもしれない。この前も買って1年もしないうちに火をふかれたので、保証期間内であることを確認してお店に持って行ってみた。

「これなんですけど」

「それでは、お預かりします」

「お預かりします?」

「メーカーに確認し、修理か交換という形になります」

「どれくらいかかりますか?」

「ちょっと年内は厳しいかもしれません」

これ、12月初旬のできごと。ほな何かい。年末のくそ寒い中、わしゃ毎晩髪の毛びちゃびちゃで寝なあかんのかい。翌朝寝癖で爆発した頭で会社行くんかい。ドライヤー業界の方、誠に残念ながらたいていの人は予備のドライヤーを持ち合わせておりません。弁償したら済むと思うなよ!髪が乾いた状態まで保証して、はじめて保証なんちゃうんかい!

取り乱してエセ関西弁になってしまった。でも突然のドライヤーなし生活ってけっこう大変だと思うんですけど。みなさんどうなんでしょうか。24Hのレンタルドライヤー屋さんとか、結構需要あったりするんでしょうか。わたしはやらへんけど。

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