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「リトルマーメイド」に納得いってない

どうも、たぬきです。
突然ですが「リトルマーメイド」ご存知ですか?
ディズニーが誇る不朽の名作ですね。あれを見た当時の女の子達がアリエルに憧れ、次々と下半身に魚を移植するようになったのは有名な話です。
わたしも「リトルマーメイド」大好きなのですが、よく考えると変だよなっていう部分がたくさんあるので、今回はそのお話をしたいと思います。

先に断っておきますが、「リトルマーメイド」が大好きな方は気分を害する可能性がありますので、これ以上読み進めることはお勧めしません。また、前述の通り僕自身は「リトルマーメイド」大好きですので、勘違いなきようよろしくお願いします。
あとは「リトルマーメイド」本編のネタバレを多分に含みますので、その点もお気をつけください。
これからするのは無論、アニメ映画版の話ですよ。

私が「リトルマーメイド」に違和感を覚える(ツッコミを入れたい)点を大まかに3つにまとめました。
①トリトン王がこわすぎる
②多分人魚は他の魚とかを見下してる
③アースラとのラストバトル

上記3点について、これからお話してゆきます。

①トリトン王がこわすぎる


カニを詰めるトリトン王

皆さん、トリトン王をご存知ですか?もしご存知でない場合はこんなの読んでないで一回本編を見た方がいいと思いますが、念のため画像を載せておきました。
この王様、ざっくり言うとポセイドン的な人?魚?なのですが、何を隠そう怖すぎるんです。どのような点が怖すぎるか、下記にいくつかまとめます。
・強すぎるフォークを持っている
・親戚をあり得ない場所に隔離してる
・癇癪を起こして娘(王女)の部屋を滅茶滅茶にする
・娘(王女)のベビーシッターになぜかカニを選定し、そのカニにパワハラする

今挙げた点に再度着目して「リトルマーメイド」を観てみては如何でしょうか。あの王様こわすぎるから。東京ディズニーシーのマーメイドラグーンのエントランスをご存知ですか?王を模った像がありますね。あの像も最早笑い事ではなく、毛沢東の像とか、それと同じ香りがしてきます。

王に忠誠を誓う日本人男性

次章では、王女のベビーシッターにカニを選定した王の奇行について深掘りしていこうと思います。

②多分人魚は他の魚とかを見下してる

皆さんは「リトルマーメイド」におけるプリンセスをご存知ですか?そうです、アリエルですね。

これ著作権とか平気なのかな?

皆さんご存知のアリエルは16歳で7人(魚?)姉妹の末っ子で、美しい歌声を持ち、貝のブラジャーをしています。先程述べた恐るべきトリトン王の娘になります。
ここで、映画をきちんと見ている皆さんには不要かと思いますが、少しだけ本編のストーリーを解説しようと思います。主人公で人魚姫のアリエルは人間の世界に興味を持ち、父であるトリトン王の反対を押し切って人間と関わるため、アースラという魔女の力を借りトラブルに遭ってしまう…というのが大筋になるのですが、着目して頂きたいのはトリトン王とアリエルに確執が生まれてしまっている点です。不器用で怖すぎるトリトン王は人間界に興味を持つ娘の気持ちがわからず、その解決の為アリエルの世話係を選定します。そこで選ばれたのが彼になります。

カニのセバスチャン

…..なんで???
なんでカニ?人魚のお姉ちゃんが6人いるんだよね?なんでカニを、人魚で王女である自分の娘の世話係にしちゃったの?あ、きっとこのカニは子育てのプロなんですかね、カニって多産だもんね(多分)、職業がきっとベビーシッターとかなんですかね?え?ミュージシャン??ミュージシャンのカニを、人魚の王女の世話係にしたの???同種族でもミュージシャンにベビーシッターなんてやらせちゃいけないのに??あー、きっと王様はこのカニを心底信頼してて、子育ては少しずつ学んでいけばいいよ、みたいなOJTスタイルですかね??
…記憶力のいい皆様ならこの記事の冒頭に載せた画像を思い出すことでしょう、カニが王に激詰めされている画像を。そうです、ゆっくりOJTスタイルではなく、普通に「失敗したら次はないぞ」的なことを言われています。あまりにもひどい仕打ちだとは思いませんか?かの有名曲「アンダー・ザ・シー」はカニが陸上に興味を持つアリエルを引き止めるため海の素晴らしさについて説く歌ですね。それを歌いながらカニはまさにその海中で、王とワガママ姫の間に板挟みになっているのです。どんな気持ちであの歌を歌ったのか、我々人間には推しはかることすらできないと思います。
王がカニにこれだけの仕打ちをし、ついでに王女は臆病な魚に自分が乗った樽を運ばせたりします。どう考えても人魚とその他の海洋生物に格差があると言わざるを得ません。海の世界にもしっかりと格差があったのです。

③アースラとのラストバトル

ディズニー映画に欠かせないもの、それはラストバトルです。なぜかディズニーは、プリンセスであろうと結構容赦なくバトルに参戦させます。例えば「塔の上のラプンツェル」であれば、ラプンツェルの偽母との最終決戦でユージーンを救うため、ラプンツェルが自分の魔法の力を捨て去って勝利を収めました。このように、プリンセス参戦のバトルには何かテーマが設定されていることが多いのです。これを踏まえて「リトルマーメイド」のラストバトルを振り返ってみましょう。
「リトルマーメイド」のラストでは、自身の悪事を暴かれたアースラが、トリトン王から強すぎるフォークを奪い、アルティメットバトルモードみたいな姿になって戦います。

アースラ・アルティメットバトルモード

この絶望的な姿、一体どのようにしてアリエル軍は勝利を収めたのか……!?


……後ろから船で突き刺して◯しました。
まさかの「より有効な暴力を振るった方が勝つ」というタイプのバトルでしたね。テーマとかはなかったみたいです。一体なんのためにアルティメットバトルモードになったのか、少しはラプンツェルを見習ってもらいたいところでした。

……などとゴチャゴチャ色々述べてきましたが、そんなことはどうだってよいのです。
だって「アンダー・ザ・シー」が最高だから。接吻強要歌も大好きです。あのアニメーションすごすぎない?私が産まれる前の作品ですよ?それでいてあんなに動くし、海中での陰影まで美しく表現されていて、3回見るまでトリトン王の怖さに気付かないほどでした。
これを読んで興味が湧いて、もし「リトルマーメイド」を見たことがないようでしたら、見てみてはいかがでしょうか?

何度も言うけど、私は「リトルマーメイド」大好きですよ!
最後まで読んでくれた方、まじでありがとう。
それではまたお会いしましょう👋

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