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すごい速さであの頃は過ぎたが

ラララララララ

過ぎた日々が戻らないことの切なさを感じるのはいつも遅すぎる。懐古記事ばかり書いている私なので毎日をちゃんと愛せていると思っていたのに、全然足りなかった。もっと皆に大好きだと伝えておくべきだったし、怠惰で早めに帰った塾だって閉館までいれば良かった。夜ご飯の後に誘われたマックも行けば良かった。部活ももう少し行けば良かったかもね。

一人暮らしを始めて18日が経ったけれど、寂しいものです。ご飯を作るのが面倒だとか、お皿洗いが嫌いだとか、そんなこと結局はどうでも良くってただ会いたいのである。きっともう誰も私の事なんて恋しがってないけれど、私はずっと君たちに会いたい。

飾ってるだけだったギターを始めた。回鍋肉、つくれるようになった。朝ごはん、ちゃんと食べてます。寂しいけど、あの日以来まだ泣いてない。寝坊は2回した。寝坊助の私にしては少ない方。誰も褒めてはくれないし、こんな話をしたい人ももう近くにいない。

すごい速さで夏も春も秋も冬も過ぎたんだ。すごい速さであの頃は過ぎてしまった。

あの時間に留まるためには全力疾走しなければならなかった。私はもう少し走れたのかも。今になってあの頃に移動するには、2倍の速さで走らなければ。

私はあんなにも学校が嫌いだった。今でも嫌い。勿論、もう通いたくない。でも、なんかもうそれでもいい、もう1回通ってもいい。毎日泣きそうになりながら仕方なく家を出てもいい、怖い英語の先生の授業を受けても、また受験してもいい。高校以外大好きだったから。高校時代は中学時代を、今は高校時代を懐古して、恋しいと思う。いつになったら今を愛せるのか分からないって本当に途方もなくてウンザリするけど、いつかは恨んだ日々のことなんてどうでも良くなって、愛した日々だけのために全部我慢できるようになる時が来るから。それってすっごく希望だから。

楽しい日々は早く過ぎちゃうものだ、とよく言う。高校時代は長かったけど一瞬で過ぎていった。本当、すごい速さで。楽しい日々は早く過ぎる、早く過ぎたのは楽しい日々。必要十分条件って成り立つ?あんなに辛かったのは本当で、早く過ぎたことも本当で、でもどうだったんだろう。意外と寂しくて恋しくて楽しかった、と思ってみたりしたい。必要十分条件が成り立つことにしたい。

懐古ばっかりしてないで次は、入ったサークルのこととか葉桜の方が好きだなぁとか、書こう。前から気になっていた人に映画誘われたとか、緊張しちゃって1時間早く着いちゃったとか。

寂しくなってまた過去を振り返っても、ちゃんと今に戻ってきます。このセンチメンタルが私の身を滅ぼしてしまうかもしれないから。

andymori/すごい速さ
P.S.私のオススメのandymori曲はPeace

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