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「幸せのクローバー」

四つ葉のクローバーって
誰かに踏まれたりして 傷がつくと
三つだった葉が一枚増えるんだって
自分傷つけられて 他人へ幸せ贈ってるんだね

君の葉は いったい何枚増えてるの
心踏みつけられても 人の幸せばかり願って
大丈夫?と聞かれても 大丈夫 と笑い
皆のために頑張って そしてまた傷ついて

僕らは 四つ葉ができる理由など知らず
クローバーから幸せ 気軽に求めてる

夜のクローバーって
向かい合った葉重ね合わせ 葉を閉じて
静かに眠るんだって
誰も知らないところで 頑張って疲れたんだね

私は あと どのくらい頑張ればいいの
みんな普通にできてるのに 私だけ前に進まない
悔しくて 苦しくて 辛いのに 先なんか見えない
気持ちばかり焦って 情けない自分 どんどん嫌いになってく

僕らは 君が頑張ってること見向きもせずに
頑張ってなんて言葉 気安く伝えてる


誰かは 自分の幸せばかり求めて
無数の三つ葉を 疲れて眠るクローバーを
踏みつけながら 幸せの四つ葉を探してる

誰かは 他人のことを考えて
無数の我慢を 疲れて削れた 優しい心を
踏み躙られながら 自分の葉ばかり増やしてる 

ごめんね 辛い想いばかりさせて
もう頑張ってるよ よく頑張ったね

雑草となって 僕が代わりに踏まれるから
もう葉を増やさなくていいから

君の胸にクローバーの花を咲かせてよ


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お読みいただきありがとうございます。
他人のために、疲れながら傷つきながらも頑張っている全てのひとへ贈ります。特に、昨年から続くコロナで頑張っていただいている、医療従事者の方々には感謝を込めて。
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