「帰りみち」　〜旅の帰りの飛行機みたいに振り返ってみよう〜

人生の価値を高めて 自分磨きするために
行き先ばかり気にしてたけど
大切なのは 帰りみちなのかもしれないね

行きの飛行機で読み込んだ 旅の行先の情報
なんたら美術館の 誰かの微笑み
偉そうな人の銅像や ゴシップだかコサック様式のの建物
現地の人で賑わうはずの ツアー客向けレストラン
明日には 何一つ覚えてない

帰りの飛行機で思い出した 自分だけの思い出
列車の相席で林檎くれた 現地の人の微笑み
知り合った友人との写真や 泊めてもらったコテージ
旅先の素晴らしさ 改めて知った故郷の素晴らしさ
明日 大切な人に この思い出どうやって話そうか
考えてみたいんだ

ネットの情報読み込んで 計画した人生の行先
効率的に自分磨きして得た 結果や成果なんて
しがみついた 小っぽけな地位や名誉なんて
明日には みんな忘れちゃうから 誰も覚えてないから

そんなことより
本気で取り組んで 感じたこと 悩んだこと
何に 泣いて 笑って 心挫けて 乗り越えたのか
自分ってどんな人なのか 自分の人生で何が大事なのか
考えてみたいんだ 聞いてみたいんだ

毎日の帰りみちに 人生の帰りみちに 考えてみよう
帰りの飛行機で 目瞑って 思い出したように
大切な人へ伝えるために 明日の自分へ繋げるために




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