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お客様はきちみ製麺を一緒に未来に繋いでくれる仲間

「10年以上接客の仕事をしていますが、こんなにたくさんのお客様に応援してもらったことは初めてなので、きちみ製麺は愛されている会社だなあと感じています」
「お店ではたくさんの方にありがとうと言ってもらえて、みんなきちみ製麺のファンなんだなって強く感じるんです」

今回のインタビューに登場するのは、そんな言葉が自然と出てくるくらいお客様と直に向き合っている2人。

店舗での接客やマーケティングなどを担当する大庭さんと、店舗での接客とSNSを担当する扇田さんです。

きちみ製麺が作る白石温麺(うーめん)には、400年の長い歴史があります。温麺の名前の由来は「温かい思いやりの心」。400年ほど昔、胃を病んだ父に息子が油を使わない麺を作り、父が元気になったことから、そう名付けられたそう。

白石市には温麺を作る会社がたくさんありますが、最近はその数も減ってきてしまっています。

そんな中、百年以上前から温麺を作り続けているきちみ製麺。毎日たくさんのお客様の声に触れている2人にきちみ製麺の魅力やお仕事の様子などを語ってもらいました。


子どもの頃から食べている、きちみ製麺の温麺に関わりたい

大庭:こんにちは。きちみ製麺の大庭弥生です。きちみ製麺には12年前、東日本大震災の後に入社しました。当時子どもが小さかったため、地元で会社を探していたところ、きちみ製麺の求人を発見。小さいころから食べている大好きな温麺を作っている会社に勤められたらおもしろいと思って入社を決意しました。入社してからは、通信販売、卸、店舗での接客も担当し、現在は発注業務やキャンペーン企画などのマーケティングの担当をしています。

扇田:こんにちは。きちみ製麺の扇田真由美です。小学4年生のときに白石市に引っ越してきてから、ずっときちみ製麺の温麺を食べています。きちみ製麺には、昨年の2月に入社しました。入社したきっかけは、以前の職場が一緒で、きちみ製麺に転職した社員から誘われたことです。私はもともとパソコンを使用した作業や売り場づくりに興味があったことから、やりたいことができそうだと思い、入社を決意しました。
入社してからは通信販売をメインに、店舗のPOPづくりやSNS(Instagram)の更新などを担当しています。店舗ではお客様に温麺のことをよく知ってもらうために、温麺のそれぞれの特徴やレシピなどをお伝えしています。店内のポップにはお客様からいただいたお問い合わせを反映し、商品の雰囲気や味などが伝わるように心がけています。


みんなに愛されるきちみ製麺


大庭:きちみ製麺の売店には「昔からずっときちみ製麺のファンなんだよ」と言ってくださるお客様もいれば、今まで別の会社の温麺を食べていたとおっしゃるお客様もいらっしゃいます。

扇田:きちみ製麺の温麺をもらったことがきっかけで好きになって、お店に買いに来てくださる方もいますよね。お客様によっては「きちみ製麺の中でどの温麺がおいしい?」とご質問くださる方も。そんなとき私は「手延べ温麺です」と答えています。

大庭:私は「個人的には麺の味や小麦の甘みを感じられる金印温麺が好きですが、より上質な手延べ温麺もオススメです」と言っています。でもきちみ製麺の温麺は、どれを選んでもおいしいですよね。それに自分だけではなく、家族に食べさせてあげたいと思っている人も多い印象です。

おいしいからというのもありますが、自分が体調を崩したときに食べて良かったから、家族など大切な人に食べてほしいと思ってくれるんでしょうね。油を使わずに作る温麺は身体に優しいんです。

扇田:お孫さんにきちみ製麺の温麺をあげたら気に入って「ばあばの家のあの麺じゃなきゃ嫌だ」って言うのよと言ってくれるお客様もいますね。

大庭:「子どもの頃からきちみ製麺の温麺を食べてたけれど、引っ越しちゃって買えなくなっちゃったのよ。久しぶりに食べたら懐かしかった」と言ってくれるお客様もいらっしゃいました。


お客様は、きちみ製麺を未来に繋いでくれる仲間

扇田:昨年夏の全国テレビ放送の影響で店舗が忙しくなったときも、お客様はお店が繁盛していることを自分のことのように喜んでくださいました。「全国放送されてよかったね!」「大変だけどがんばってね。」と言ってくれるのを聞いて、きちみ製麺のお客様は、お客様以上の存在だなと感じてます。

大庭:きちみ製麺のお客様の中には「温麺がもっと広まったらいいのにね」と言ってくださる人もいて、応援してくれる気持ちがとてもよく伝わってきますよね。きちみ製麺のお客様は、一緒にきちみ製麺を未来に繋いでくれる仲間のような存在です。


親から子へ、そして孫へ、きちみ製麺を繋いでいってほしい

大庭:白石市では毎月7日を白石温麺の日と定めています。また 7月7日は全国乾麺協同組合連合会が定めたそうめんの日。きちみ製麺ではこのそうめんの日に合わせて、園児たちに温麺をプレゼントする企画を実施しています。温麺を子どもの頃から食べているお客様もたくさんいるので、絶やしてはいけないなと思っています。

温麺の名前の由来は思いやりの心。きちみ製麺も温麺を買ってくださるお客様も、本当に思いやり溢れる方たちだなあと思います。お子さんにプレゼントし、そのお子さんが自分のお子さんにプレゼントし…と思いやりの心が続いていく。そんな温麺を支える一員として、これからも頑張っていきたいです。

大庭:白石温麺が生まれて400年。きちみ製麺は創業127年目ですが、それよりも以前から温麺を作り続けています。温麺を作る会社はだんだん減ってきていますが、きちみ製麺は次の100年もみなさんに愛され続ける商品を作ります。これからもおいしい温麺をみなさんにお届けしたいと思いますので、応援よろしくお願いします!

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