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保護猫活動の歩み

私は幼い頃から猫と触れ合っていた。

それは生活するうえで当たり前で、でもその当たり前が『無知』だったと気付いたのは、数年前だった。

今回の内容は猫のことが全てです、「私は猫は嫌い」とか「私は犬派」とか「動物は全て苦手」そんなふうに思う方も、すべて『一つの命』と考え、読んでいただけたら嬉しいです。

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私はそれまで「猫は可愛い」という当たり前のことしか知らず、野良猫や保護猫の存在、動物虐待、多頭飼育崩壊……たくさんの現実を知り愕然とした。

ただ悲しくて、それでもそんな猫たちのことを知りたくて、その猫たちのために活動している方たちのことを知りたくて、いろんなブログを読み漁った。

目を伏せたくなるような現実に、一日中泣き続けた日もあった。

保護猫カフェ、ねこかつさんのことを知ったのは、そこから猫を譲渡してもらった里親さんのブログを読んでだった。

その方のブログ本も出版されています。
片足を失っても猫の魅力は変わらない。それを教えてくれる本です。
ぜひ読んでいただきたいです。


ねこかつの店長、梅田さんは、センターで保護された猫、「もう生きられませんよ」そう言われた猫も引き出し医療にかけ、ピカピカにして里親さんを探す。

たくさんの猫たちの里親さんを見つけ、幸せな猫生へと導いている。


私も一度だが、ねこかつに行ったことがある。

元気に飛び回り、人馴れもしている猫たちが、元は野良猫だったり、捨て猫だったりしたということに驚いた。カフェに出すまでに店長さんは寝る間を惜しんでお世話をしているということだった。

それは仔猫も同じ。
人間の赤ちゃんと同じように2時間おきのミルク。
猫の繁殖力はすごいから、毎年春から夏にかけては、溢れかえるように仔猫が増える。
全ての仔猫を助けられるわけではない。
人知れず死んでいってしまう仔猫がほとんどだ。

ねこかつの店長さんだけではない。
ボランティアで保護猫活動をしている人はたくさんいる。

うちの子、ハクちゃんもそんなボランティアの方のうちから迎えた子だ。

一つでも多くの命を助けようと頑張っている人が、たくさん存在する。

そんな、保護猫カフェねこかつの店長、梅田さんがすごい賞を受賞したというのだ。


上の記事を読んでいただければ、店長、梅田さんの保護猫活動の素晴らしい歩みが見れる。

百貨店での猫の譲渡会を開いたり、ホームセンター、IKEAでの譲渡会。
今まで誰も取り組んでこなかったような試みをされている。

『出来ない』ではなく、少しの時間も無駄にすることなく行動する梅田さんの行動力のすごさは本当に尊敬してしまう。

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でもそれは梅田さんばかりではない。

個人の保護猫活動をしている人はいっぱいいて、多くの猫を助けている。

この現実を知った時、初めて「私に何が出来るだろう?」と考えるきっかけになった。

若かった昔のように漫画家になりたい、クリエイティブな仕事がしたい。漠然と願っていた夢。
その夢を叶えた後は?
昔は考えもしなかったことを考えるきっかけになった。

この猫の現実を知って、保護猫活動をしている人たちの役に立つことが出来たら……。こうやって猫たちのことを発信していくことや、自身の小説などでも書いていきたいと思うようになった。

たくさんの人に知ってもらいたいと思うようになった。

そして叶った一つ。

書籍化していただいたこの小説は恋愛ものです。

好きになった人が若年性アルツハイマー病になってしまうというストーリー。

その中に、保護猫についてのことをたくさん書かせていただきました。

私の前記事の中にこの小説についてのお話もしていますが、読者を一番に考え、商用だと売れる作品を意識しないといけないんだと思うことが打ち合わせでも多かったですが、編集さんにわがまま言って、猫についてのお話をたくさん入れさせてもらいました。

さすがに書きすぎて、編集さんには「説教クサい」とお叱りを受けたことも、良い思い出です。

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でも、その時の私にはどうしても書きたかったこと。

保護猫のことなど何も知らない若い読者に読んでもらって、保護猫のことを知ってもらいたかったのです。

少しずつ、少しずつ、私にできることを現実に出来たらと思っている。

私自身がその保護猫活動が出来るわけではない。でも、私に出来ることを探し、力になりたい。

よく聞くのが、誰かを助けたいと思うなら、まず自分が幸せにならなければ

私は自分がしたいと思う小説家という夢を叶え、ちゃんとした収入を得られるようになりたい。

昔のように、ただ生きるために働くということではなく、自分の心が喜び、幸せを感じることを仕事にし、しっかり収入を得られるようになりたい。
それでなければ、自分も幸せにできないのに、他人を幸せにすることは出来ないし、ましてやボランティアさんの力になりたいって、夢のような話になってしまう。

まずは自分の夢を叶え、幸せと思える環境を整えること。

そして少しずつ、少しずつ、その先の夢を、保護猫たちを幸せにしたいという夢を叶えたいと思っている。


保護猫カフェねこかつ店長、梅田さんの業績の記事を読んで、私が改めて強く感じた、私の叶えたい願いの一つ。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 夢だった小説家として、沢山の方に作品を読んでいただきたいです。いただいたサポートは活動費と保護犬、猫のボランティアの支援費として使わせていただきます。