パナソニック 対 東芝 レビュー (ジャパンラグビーリーグワン 2022-2023)
ジャパンラグビーリーグワン
ディビジョン1 第1節 カンファレンスA
パナソニック 22 - 19 東芝
試合終了までどちらに勝利が転ぶかわからない接戦であった。結果的には敵陣で戦う時間が長かったパナソニックが勝利した。
この試合で東芝は、アタックでは敵陣で試合をすること、ディフェンスでは前に出てプレッシャーをかけること、を軸として戦っていたように見えた。
[東芝のアタック]
・デンジャラスゾーンからは少ないフェーズでパントを使用し、デンジャラスゾーンからの脱出を図っていた。
・キッキングゾーンでの相手ハイパントをマイボールに出来ており、そこからアタックに繋げていた。ただし、相手からのエッジへのパントに対してカウンターアタックを仕掛けることが数回あったが、アタックが繋がらずに相手ボールになってしまうシーンが見られた。
・ペナルティーゴール(PG)を狙える位置(アタッキングゾーンやフィニッシュゾーンのミッドフィールド)でペナルティキックを得た場合は積極的にPGを狙っていた。キッキングゾーンやPGを狙いにくい位置でペナルティキックを得た時はタッチキックで陣地を回復していた。しかし、ラインアウトのキープ率がやや低く、敵陣で試合を進めることが難しかったように見えた。
[東芝のディフェンス]
ラッシュアップディフェンスをベースにし、相手がアタックするスペースを潰していた。また、相手ボールキャリアに対してダブルタックルすることで相手の前進を許さずにゲインラインの前で止めていた。ダブルタックルにより接点で互角に戦い、相手のペナルティを奪うこともあった。
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