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3ヶ月間かけて業務の引き継ぎをした話

今年の7月から、新しいプロダクトマネージャーが私の後任として入社し、3ヶ月間の引き継ぎ期間を経て、10月からは完全にポジションを移譲する予定です。

過去所属していた会社では、内示のルールなどの都合上後任の発表が異動直前であり、1-2週間の短い引き継ぎ期間しか設けられないことが多かったため、その都度、詳細な引継書を作成し、その内容の読み合わせのみで引き継ぎを行うケースが主でした。
今回は3ヶ月の引き継ぎ期間を取ることができたので、そのプロセスと短期で引き継ぎを行った場合と比較して得られた効果をまとめました。

今回の引き継ぎプロセス

今回は、以下のようなステップを経て引き継ぎを行いました。

入社直後: 詳細な引継書の作成と口頭での説明
1ヶ月目: 業務伴走(私がリードして新マネージャーが参加)
2ヶ月目: 新マネージャーが業務をリードし、私は伴走者としてサポート
3ヶ月目: 新マネージャーがサポートなしで業務を自主的に遂行(1on1で相談にのる程度の伴走)
4ヶ月目: 新マネージャーが正式にポジションを引き継ぎ

3ヶ月の期間を使った引き継ぎの効果

1-2週間の短期間で引き継ぎを行ったケースと比較して、今回の引き継ぎでは以下の良い効果があったと感じています。

実感を持った体験による理解の深化

ICT教育サービス開発の難しさは、システム開発だけでなく、カリキュラム制作も一緒にリードしなければならない点にあります。教育業界以外出身のプロダクトマネージャーにとって、この難しさを口頭での説明だけで腹落ちして理解するのは容易ではありません。

入社時にさまざまな事例を元にこの点を説明しましたが、新マネージャーが実際にプロジェクトを手掛け、数々の壁にぶつかりながら進める中で、「入社時の説明内容が実感として理解できた」とのフィードバックを受け取ることができました。

プロジェクトへのスムーズな参加

プロダクトマネージャーは多くのステークホルダーとのコミュニケーションが求められるポジションです。したがって、ステークホルダーやチームの状況を細かく把握する事で仕事のやりやすさが格段と違うと思っています。
ただ、資料だけの引き継ぎでは、具体的なチームの動きや意思決定のプロセスなどを完璧に理解するのは難しいものです。

今回、私は1ヶ月間ミーティングの運営を主導し、新マネージャーに現状のプロセスを理解してもらい、2ヶ月目には運営を主導してもらい、3ヶ月目からはほとんどサポート無しにチームの運営を行ってもらいました。このステップを経る事で体制変更を大きな支障無く行えたと感じています。

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