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男性の育休取得

クライアント企業の担当者さんが育休から明けた。
この方、男性で約5ヶ月の育休を取得。

身近で男性が育休をがっつり取得したのは嬉しく感じる。

だが、実際のところ男性の育休取得率はどうなのだろうと思い、調べてみた。


以下、厚生労働省HP令和3年度雇用均等基本調査 より


■育児休業制度の規定がある事業所割合

規模別にみると、500人以上で99.9%100~499人で99.4%30~99人で93.7%5~29人で75.1%と、規模が大きくなるほど規定がある事業所の割合は高くなっている。

令和3年度雇用均等基本調査 より

■育休取得率

令和元年10月1日から令和2年9月30日までの1年間に在職中に出産した女性のうち、令和3年10月1日までに育児休業を開始した者(育児休業の申出をしている者を含む。)の割合は85.1

令和元年10月1日から令和2年9月30日までの1年間に配偶者が出産した男性のうち、令和3年10月1日までに育児休業を開始した者(育児休業の申出をしている者を含む。)の割合は13.97

令和3年度雇用均等基本調査 より


■子が何歳になるまで育児休業を取得したか

育児休業制度の規定がある事業所において、子が何歳になるまで育児休業を取得できるかについてみると、「2歳(法定どおり)」が60.5%(令和元年度56.7%)と最も高くなっており、次いで「2歳未満」28.4%(同33.0%)、「2歳を超え3歳未満」7.8%(同7.5%)の順となっている。

令和3年度雇用均等基本調査 より


■育休の取得期間

令和2年4月1日から令和3年3月31日までの1年間に育児休業を終了し、復職した女性の育児休業期間は、「12か月~18か月未満」が34.0%(平成30年度29.8%)と最も高く、次いで「10か月~12か月未満」が30.0%(同31.3%)、「18か月~24か月未満」11.1%(同4.8%)の順となっている。

一方、男性「5日~2週間未満」が26.5%(平成30年度35.1%)と最も高く、次いで「5日未満」が25.0%(同36.3%)、「1か月~3か月未満」が24.5%(同11.9%)となっており、2週間未満が5割を超えている(表9,図5,付属統計表第12表)。

令和3年度雇用均等基本調査 より


■パパ・ママ育休プラスの利用状況

令和2年4月1日から令和3年3月31日までの1年間に育児休業を終了し、復職した女性労働者がいた事業所のうち、「パパ・ママ育休プラス」を利用して1歳を超えた時期まで育児休業を取得した者がいた事業所の割合は2.7%(平成27年度2.9%)であった。

女性の復職者のうち、パパ・ママ育休プラスの利用者割合は2.4 %
男性の復職者のうち、パパ・ママ育休プラスの利用者割合は1.8%


■男性の育児休業・育児目的休暇の取得率の公表状況

男性の育児休業・育児目的休暇の取得率を公表している事業所は15.8%となっている。
事業所規模別に見ると、500人以上の事業所で25.9%、100~499人の事業所で24.4%、30~99人の事業所で19.7%、5~29人の事業所で14.3%である。

令和3年度雇用均等基本調査 より


身近な男性が育休をがっつり取得し、社会的にも男性の育休取得率がかなり高まったように思えたが、データを見るとまだまだだ。
特に、男性の育休期間が非常に短いのが気になる。
また、男性の育休取得率を公表している企業数も少ないため、データとしても不十分に感じる。

他の制度もまだ貧弱であるなか、しっかりと育休を取得する男性が増えていくのは現実的に厳しいのかもしれない。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

【簡単な自己紹介】
93年生まれ / 中国地方の田舎で生まれ育ち、大学進学で海外、就職で東京 / 2020年に結婚、夫婦で脱サラしDigital Nomadになる / 全国16地域で移住体験生活・5地域でワーケーション経験 / 2021年から北海道限定で遊牧ライフ中

ブログでは北海道の暮らしやリモートワークスポットをメインに発信中♪
https://taminoko.com/





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