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友達から保険話を持ち出された瞬間、もう友達ではなくなった気がした

私が東京でOLをやっていた20代中頃。

同じ部署に、同じ歳の同僚が2人いた。
そして、その2人とは徐々に仲良くなっていった。

お昼休憩のタイミングが合えば、3人で一緒にランチに行くことが増え、仕事終わりにご飯を食べて帰ることもあった。


気づけば、休みの日に遊びに行くようにもなっていた。
遊びに行くといっても、ショッピングなどではなく、スポッチャで1日中遊んだり、上野公園で縄跳びしたり(←え?!w)、BBQをしに行ったり。
3人でアクティブに遊んだ。

そして、ときどき鍋パだのタコパだのをして友達の家に泊まったりもした。


そんなふうに過ごしはじめて約1年半経った頃。
それぞれの状況は変わっていた。
部署異動で会社では離れ離れになったり、友達の1人は転職していたり。
3人で会うことはめっきり減った。

そんなとき、久々に3人で食事に行くことに。

なんと友達の1人から、婚約し挙式を控えているとの報告。
め・で・た・い!

すでに婚約者とは都内のタワマンで同棲しているらしい。
その婚約者は外資保険会社に転職してより稼ぎ始めたそうだ。


そんなような近況報告をしあって、久々の食事会は終了。

が、帰りの電車で婚約中の友達が突然話を持ちかけてきた。

「保険に入ってる?一度でいいから彼氏の会社の保険の話聞かない?」

と。

<これは保険の勧誘か?!>

電車を降りる間際まで、わりとしつこつ話を聞くアポをセッティングされそうになった。


営業をやっている知人から、以前に聞いたことがあった。

保険会社は人脈。
今までの知人全てにあたって話をする。
保険営業の1~2年目くらいまでの営業成績は、その人脈でけっこう乗り切れる。
が、自分で人脈を開拓していく必要も出てくるあたりから営業成績が伸び悩んでくるらしい。


友達の婚約者も営業先開拓に必死なんだろう。
そして婚約者のためにその友達も力添えしてるんだろう。


でも、保険の話を持ちかけられた私の心はちょっとショックで残念な気持ちでいっぱいだった。

きっと、本当にずっと友達のままでいたい相手には、保険の話を持ちかけないのではないか、そう思った。

急に友達との間に大きな溝ができた気がした。



大人になってからの友達関係っていろいろあるんだな。
そう学んだ東京でのOL時代の思い出のひとつ。



最後まで読んでいただきありがとうございます!

【簡単な自己紹介】
29歳 / 中国地方の田舎で生まれ育ち、大学進学で海外、就職で東京 / 2020年:夫婦で脱サラしDigital Nomadになる / 全国15地域で移住体験生活・5地域でワーケーション経験 / 現在は北海道限定で遊牧ライフ中

ブログでは北海道の暮らしやリモートワークスポットをメインに発信中♪
https://taminoko.com/


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