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「よ」(秩父)夜祭【(ちちぶ)よまつり】

夜祭。
「秩父」で一番有名なんじゃないだろうか。

流石に今回ばかりは色々と引用させていただこう。
一般的に知られているのは前夜祭とも呼ばれる12月2日と、大祭である12月3日。
ユネスコ無形文化遺産に登録(一連の行事は国の重要無形民俗文化財にも指定)されていて、毎年12月1日から6日に行われる。
また、京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並んで日本三大美祭及び日本三大曳山祭の一つにも数えられている。
で、すごいのがさ、秩父夜祭の笠鉾・屋台(僕は「神輿」と思っていたけど頑なに違うと言われるので違うらしい)は、釘を一本も使わずに組み立てられていて、
装飾も豪華絢爛。
いや、ほんと生で見ると迫力がすごいのよ。
そんで、これは国の重要有形民俗文化財に指定されている。
同一の祭礼について、国の重要「有形」民俗文化財と重要「無形」民俗文化財の両方に指定されているものは日本全国に5例しかなくて、秩父夜祭はそのうちの一つなのよ。
すごっ。

さらに、これは有名な話だけど、秩父夜祭は「不倫」のお祭りでもある。
武甲山の男神様と秩父神社の女神様(妙見菩薩※みんな「妙見さん」って呼んでる)が年に一度の逢瀬を楽しむというのがその由縁。
実は男神には正妻がいて、神幸路の途中にある番場町諏訪神社の八坂刀売命であるとされる。
2日に「番場町諏訪渡り」と言うのが行われるのだけど、これは年に1度の逢瀬を楽しむ許可を求める祭礼だと言われている。
ただそれでも、諏訪神社(正妻)の前を通過する際、各町会の山車は正妻の女神を怒らせないように例外的に屋台囃子の演奏を止め数メートル進む。
男神頑張れし。笑
やっぱ女性は強いんだな。笑
友人(男)の結婚式二次会で友人夫婦が合流した際、奥さんが祭り好きで「秩父夜祭行ってみたい〜」な話題で盛り上がった時、この話をしたら一瞬友達夫婦の顔が曇ったのが今でも思い出せる。

そして秩父の人から聞いた話で、ちょっとかっこいいなと思ったのが、観光客を増やすために「12/2・12/3」と言う日付縛りは止め、「土・日」に合わせて前夜祭・大祭を開催する曜日縛りの案が出たとき、「神事だから」と一蹴したらしい。 
なんだよ、、祭りのことはよく分かんないけどかっこいいじゃんか。

僕は正直今でも、お祭りの類は別に好きでもないし嫌いでもない。
ぶっちゃけどうでも良い。と言うスタンス。
そんな僕でも夜祭が近づくにつれての町の雰囲気や当日の様子を体感した後では、秩父人のお祭りにかける想いが半端無いことはヒシヒシと感じる。
祭りありきの仕事という人が多いため、毎回警備に当たる警察でも結構な人数が祭りに出てしまうため、本番では埼玉中の警察から応援が来るらしい。笑
いや、普通にすごいよね。

そんな秩父夜祭。
秩父に12月に来れることがあるならば、絶対体験してほしい。
絶対に損は無いから。

でもって、、本noteきっかけで興味を持ったと言う方がいらっしゃるのなら、
是非一緒に行きましょう!!
ここから秩父への第一歩を。
圧倒されること間違いなしだ。

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