結婚式の挨拶文を考える
結婚式のスピーチを頼まれた。もう40歳を越え、普段あまり緊張するような状況もなかなか得難い生活環境になっていていたが、手汗がぶわっと溢れるような緊張感を味わった。ひさびさの緊張感はちょっと心地よくもあった。
今まで一度もこういうお話を頂戴したことがなく、作法を一切理解していない状況に危機感を覚え、誰かに相談したいと考えた。身近な人でそういった作法に一番うるさいのが妻だったので相談してみた。妻に教えてもらったことやインターネットで調べたことをまとめて自分なりに咀嚼するために note にまとめてみたいと思う。
使ってはいけない言葉がある
結婚式のようなお祝いのスピーチでは、 使ってはいけない言葉 というものがあるらしかった。大きくは以下のようなもの。
・忌み言葉、重ね言葉
・暴露話や過去の恋愛
・くだけた内容(下ネタなど)
・自慢話
忌み言葉、重ね言葉 とは例えば↓こんなもの。
・別れを連想させる言葉(例:別れる、切る、切れる、離れる)
・不幸・不吉な言葉(例:敗れる、悲しむ、嫌う、九、四)
・繰り返す重ね言葉(例:繰り返す・繰り返し・再び)
これらは 縁起が悪い言葉 として絶対使ってはいけないとのこと。たしかにこういう 言葉 は使われたくないなと素直に思った。普段何気なく使っている言葉たちだったりするので、うっかり言ってしまわないように慎重に話さなくてはとまた手汗をかいた。
暴露話や過去の恋愛については幸いにもまったく知らないので話すことはありえない。下ネタも不得意なので言ってしまう心配は(おそらく)ないだろうと思う。
自慢話についてもおそらく大丈夫だと思う。あくまで 結婚されるお二人へのお祝いの言葉 であって、その意識で文章を考えていれば自慢話が入る余地はない。
やはり要注意なのは 忌み言葉、重ね言葉 だ。一旦あいさつ文を書いてみて、これらにあたる言葉が含まれていないか要チェックする必要があるだろう。
状況によって文量が変わる
結婚式のスピーチというのは、前に出てマイクの前で話すものだとばかり思っていたが、そうではない場合もあるらしい。場合によっては席の場で起立して話すパターンもあると妻に教わった。なんとなくこのほうがライトな印象で、分量も少なめ なあいさつをする形式になるらしかった。
どちらか分からなかったので新郎に確認したところ、前に出て話すタイプだと聞き、また手汗をかいた。
紙にまとめておく
もうすでに手汗でビショビショな状況になっていたりするので、本番は確実に手汗をかくであろうことは想像がついたし、おそらく頭も真っ白になるであろうと思った。最初、「あいさつ文は暗記していけばいいだろう。その方が自分の言葉でお祝いしている気持ちが伝わるだろうし。」と考えていたのだが、頭がまっしろになってあいさつ文が頭の中から綺麗さっぱり消えてしまう可能性は高いかもと思った。そうなったら全貌を把握できていない 忌み言葉、重ね言葉 を言ってしまう危険性が非常に高くなる。そうならないためにも 紙に書いてまとめておく ことも大事だと妻から教わった。要はカンペを用意するということ。
今まで、あいさつはないにしても結婚式に出席させていただいたことはあった。その記憶の中でもスピーチの際に紙を出して読んでいるかたは結構いたように感じた。おそらく紙を出していない方々はスピーチ慣れしているのだろう。
あとで新郎新婦に手渡すつもりで手紙にしたためるパターンもあるらしかった。手渡すなら手書きがいいだろうとは思ったが、自分の字がきたなすぎることに抵抗感を覚え、どうするべきかは少し悩んでみることにした。
あいさつ時のマナーもある
実際に自分の名前が呼ばれ、あいさつするシーンを想像してみた。恥ずかしながらまったくイメージできなかった。。名前を呼ばれたあとどう動けばいいのかまったく想像がつかなかったのだ。「これはまた手汗事案が増えたな」と手汗を書きながら感じた。
「結婚式 スピーチ マナー」でググってみると100万件以上ヒットした。おそらく流行り廃りによって古い情報もあるだろうとは思ったが、なんとも頼もしいヒット数だった。SEO的にはヒット結果の1件目から見た方がいいのだろうが、2件目のほうが鮮度がよかった(更新日が先月)のでこちらを見てみることにした。
そこには 名前を呼ばれたところから、スピーチが終わって席に帰ってくるところまでがまとめられていた。ありがたい。ざっと読んでみると一礼するシーンが多いんだなと感じた。
名前を呼ばれて
1. 同席している円卓のゲストに着席したまま一礼
2. 出席者全員に起立して一礼
マイクの前に立って
3. 新郎新婦に一礼
4. 出席者全員に一礼
スピーチ終了後
5. 出席者全員に一礼
着席前に
6. 同席している円卓のゲストに一礼
計6回。忘れてしまいそうなのでこれは練習しなければと思った。また手汗が...
準備タスク
あいさつ文をどうしたら良いか、どのようにあいさつしたら良いかはわかってきたので残りのタスクは以下のとおり。
・あいさつ文を用意する
・カンペ用の紙を用意する
・あいさつの練習をする
まずは手汗でキーボードをびしょびしょにしながらあいさつ文を考えてみようと思う。
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