どこまでも

どれだけ考えても
どこまで行っても
不安なんてものは振り返ればすぐそこで笑いながらこちらを見ている
腕を組み寸分の余地も無いひやりとした笑みをその口元にたずさえて
お前しかいないだろう
周りなんか見なくてもお前が一番分かっているだろう今更なにを
そんな目をしていつもこちらを見ている

海の近くの展望台に登って行く森の中でふくよかに実ったツルウメモドキを見つけた
殻を破って見えてくるオレンジのまるまるとした実がとても可愛い
蔓ごと飾るのも良いだろう