7月の終わり

7月最終日。
１日は長いと思っていてもあっという間に過ぎてしまったような気もする。

家と職場の往復くらいで
大きく出かけるということも無い
夕暮れ時には空を見に行き
その季節の温度を感じ
夜が来る気配を感じつつ家に帰る

昼間歩くのは日差しと気温との戦いで
日傘や帽子など日から逃げるものが無いと
なかなかきつい

車で通り過ぎてしまうような場所に
ひまわりがたくさん植えてある
いつも通る場所なので気になっていたが
わざわざ車をとめることもなく通り過ぎていた

この辺りは風が強い地域で
いつも風に揺られてゆらゆらとひまわりが揺れている
いつか撮ろう
そう思って日が過ぎる

ひまわりが終わる前に
車を止めても良さそうな所にとめ
しばらく歩く
昼近い時間の太陽から逃げる場所も隠れる場所もなく
思いつきで決めたので
日除のものを何ひとつ持っていない

セミがこれでもかと鳴く中ひまわり畑に到着した

ひまわりは風に揺られてなかなかじっとしていられず
あまり丁寧には撮れなかった
何となくひとつにひと花というイメージだったけれど
このひまわり達はひと株にいくつも花を咲かせていた
花が揺れるたび
あたたかい風が通り過ぎるたび
蝉の声がやむことなく降り注いで
夏だなと思う