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夏の夕暮れ

暮れる空を見に行くと
帰り際が分からなくなる
日が沈む前の空は金色に輝き
オレンジ色とのグラデーションが美しい
太陽の光の当たる雲は輝きに縁取られる

日が沈んでいった後の空は赤く染まり
雲はピンクの縁取りをつけていく
だんだんと薄暗くなるけれど
西の空はだけはまだ明るく
その色は刻々と変化する

肌を撫でる風は涼しくて
昼間の熱気を少しずつ冷ましていく

やがて空は藍色になり
町の灯りがキラキラと見え始める
それでもいなくなったはずの太陽は空を照らし
わずかな夕焼けを作る

振り返ればもうそこには闇が広がっていて
夜が手招きする


帰るべきところへ帰りなさいと
闇の向こうで夜が言う


夕焼けの空を泳ぐ魚のよう𓆟


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