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映画「マーベルズ」のこと、岸田政権のこと、SOMPO美術館「ゴッホと静物画」展のこと、

11月×日
新宿ピカデリーで「マーベルズ」(ニア・ダコスタ監督)

話がだらだらとつながって続いていくマーベル映画には、あまりもう付き合う気にもならないのだが、今回は2年前に観た「キャンディマン」という映画が面白かったニア・ダコスタ監督作品ということで。

「マーベルズ」もテレビシリーズを見ていないとよくわからない部分がある、とかいう話を聞いてメンドクサイな、と思ったが、見てみるとテレビドラマを見ていなくてもそんなに意味がわからないということはなく、気楽に楽しめた。

久しぶりにアメコミ映画らしい楽しいスーパーヒーロー映画を観たな、という感想。
軽くてやや大雑把な感じの映画、というのは、重くて緻密な映画にはない良さがある。
アメコミ原作の映画も最近後者に傾きがちなので、「マーベルズ」の軽さはなかなか貴重だと思う。

あと猫が可愛かった。

不満は2点。
1つは悪役の掘り下げ不足。
ビジュアルとかは悪くないのだが、今ひとつ印象が薄い。
もう1つはこの監督ならでは、というところが期待したほどは感じられなかったこと。
前作の「キャンディマン」では画作りのセンスの良さ、が印象的だったのだが・・・。

11月×日
岸田政権の支持率が急落しているらしい。
ぼくも別に支持しているわけではないのでどうでもいいのだが、なんでこんなに支持率が落ちているのかは正直よくわからない。
それ以前の政権と比べてこの政権だけがそこまで変なことをしているようには思えない、というか、今までの政権がほったらかしていた問題に手を突っ込んで何とかしようとして、でもなかなか上手くいっていない、という印象なのだが。

まあ自分の生活や将来に不安があれば、その時の政権を支持しなくなるのはある意味自然なことだろうが、それならなんで今までの政権はあんなに支持率高かったの?不安がなかったの?というのは不思議。

なんとなく「こいつは叩いていい」という雰囲気になったからみんなで叩いている、という感じも。

11月×日
SOMPO美術館で「ゴッホと静物画/伝統から革新へ」展

SOMPO美術館

ゴッホは自分にはあまりピンと来ない画家なのだが、今回の展覧会は「17世紀オランダから20世紀初頭まで、ヨーロッパの静物画の流れの中にゴッホを位置づけ」る、というコンセプトで、ゴッホの絵は全体の3分の1程度。
色んな画家の静物画が見れて面白かった。

17世紀オランダの静物画ってなんか独特で、妙につやつやした質感が面白い。
ただ自分にはみんな同じように見えるのだが。
これはモネ
で、これはマネ
これはゴーギャン
あんまりゴーギャンっぽくない感じ
これはあんまりゴッホっぽくない気がするゴッホ

ほとんどの作品が撮影可能だったのだが、いくつか撮影禁止のものもあり、そのなかではヴラマンクの絵が良かった。

それにしてもゴッホは人気あるな。
平日なのになかなかの混雑。
開催の前半か後半かなどによって混雑具合も違うだろうが、この間見た「キュビズム展」よりも混んでいた印象

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