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「胸が痛い」ってこういうことなんだ。

朝目が覚めた瞬間から、胸が痛くて苦しい。
起きた瞬間に「ああ、もうあの頃には戻れないんだな」と現実を感じて、胸の真ん中あたりがぎゅって、じわじわ押しつぶされているような感覚。

そんな気持ちを感じながら3度目のアラームがなって、これ以上は遅刻してしまう、とふいに現実的に行動しはじめると一時的に胸の痛みは和らぐ。

会社で仕事をしているときも、不意打ちで胸の痛みが大きくなって、いかんいかんと心を落ち着かせる。

夜、眠りにつく前がいちばん厄介なのは経験者なら分かるはず。
寝よう寝ようと思う気持ちに反して、頭は余計なことばかり考えてしまって、どんどん自分で自分を苦しめて、息苦しくなって、何とか落ち着かせようと深呼吸したり、ゆっくり頭の中で一から順に数えてみたり。

そんなことをしていたらいつの間にか眠っていて、また冒頭の朝に戻る。

そんな風に、常にずっと胸の痛みはあって、それの波が大きくなったり小さくなったり、ただ決してその痛みが消えることはなくて、このnoteを書いている今もずっとぎゅっとした苦しさが続いている。

どう表現したらいいかわからないけれど、心だけ別で生きているような、わたしの気持ちなのに、制御できず勝手に苦しくなっているから本当に困る。
頭を使って誰かとどうでもいい雑談をしていても、心だけが別室で苦しんでいて、気づかないように気づかないようにしているのに、ふいに覗き込んでしまうと、一気に気持ちの波が押し寄せてくる。そんな感じ。

今までの人生でこんなにも後悔して、誰かを思って胸を痛めるなんてことがなかったばかりに、失恋をした人はこんな思いをしながら毎日何事もないように生きているフリをしていたのかと、人間ってわたしも含めて見える部分だけがすべてじゃないし、何というか器用に見繕って生きているなと。

齢27歳、遅すぎる人生経験。

この痛みはいつか消えることがあるのだろうか。
いつかは消える、わかっている。もしかしたら1か月後にはこの記事を見返して、なにをエモーショナルげに書いているのだろう、なんて思ったりもするのかな。それならいいけど。
こんなに苦しいと思っている今が何事もないように感じて、生きれちゃうようになるのって、その程度の気持ちだったのかとすこし自分にがっかりもしてしまいそうだけど。

人の気持ちなんていとも簡単に変わるし、変わらない気持ちなんてないってことを自分自身で痛いほど痛感し体験したから、頭では終わりがあることを理解しているのだけどね。

心が白黒はっきり、スイッチみたいに切り替えられたらと思う反面、この曖昧で毎日ゆらゆら変わっていく心のおかげで、わたしは何とか毎日を保って、かすかな希望を抱いて生きていけるのかな。

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