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11/17/’24「熊谷悠一アワー」(渋谷のラジオ) No.345 プレイリスト



【Tracklist】

  1. New Order "Ceremony" (1981)『Substance』(1987)

  2. The Stone Roses “She Bangs the Drums”『The Stone Roses』(1989)

  3. The Beatles “Dear Prudence”『The Beatles』(1968)

  4. Janis Ian “House Without A Heart”『Hunger』(1997)

  5. Andrew Duhon “Waco Kool-Aid” single (2024)

  6. Twisted Pine “Goosebump Feeling”『Love Your Mind』(2024)

  7. Dora Morelenbaum “Venha Comigo”『Pique』(2024)

  8. Emiliana Torrini “Let’s Keep Dancing”『Miss Flower』(2024)

  9. Laura Marling “Patterns”『Patterns in Repeat』(2024)

エンディング曲
Laura Marling “Lullaby”『Patterns in Repeat』(2024)



放送後記

11月のリクエスト・テーマ「ベイス / bass」は少し延長して、12/1放送分を最終回にします。ギリギリ11/27(水)までなら間に合いそうです。好きなベイシストからベイスがカッコ良い曲まで、自由に解釈してお送りください。 通常リクエストもいつでもOKです。

番組枠の半分くらいはリスナーさんたちからのリクエストで埋まるようになり、とても良い傾向だと思う。私自身は安心して残り半分を新しく見つけた楽曲で占められる。

今週もそれら新譜からの曲を映像で振り返ります。駆け足で申し訳ないけれど。


ボストンからポップなブルーグラスを奏でる4人組、Twisted Pine (トゥイステッド・パイン)は以前から注目していて、少し久しぶりの今作は1曲目からして深化を感じさせてくれる。フルート奏者がいるのがやや独特かな。カヴァー曲も挟み、アルバムの構成も練られているし、軽快な調子で生き生きとしている。ライヴが観たい旬のバンド。

Twisted Pine // Goosebump Feeling (Official Music Video)



ブラジルはリオデジャネイロからDora Morelenbaum (ドラ・モレレンバウム)は意外にソロとしては初のアルバム。ここ日本でも話題になったグループBala Desejo (バーラ・デゼージョ)の一員。今作はプロデューサーにAna Frango Elétrico (アナ・フランゴ・エレトリコ)を迎えた強力体制。よってリズムが強調された楽曲もあるが、派手ではないものでも聴かせる地力がある。さすがに完成度は高い。ブラジルの現在進行形ポップスの最良形だろう。
ヴィデオ・クリップは作られておらず、絵のみのいわゆる「ヴィジュアライザー」だけど、Youtube派のために一応貼っておきます。

Venha Comigo - Dora Morelenbaum (visualizer)



Emiliana Torrini (エミリアナ・トリーニ)も素晴らしいシンガー・ソングライター。出身はアイスランドで、自分は前作から知ったが相当なキャリアを積んでいる人みたい。今作は打ち込み主体でやや重く暗めの色調ながら、充実した内容。友人の母が残した一連の手紙に着想を得て、歌詞を紡いでいったらしい意欲作。この曲はどこか中南米風というか、タンゴっぽくも聴こえて面白い。

Emiliana Torrini - Let's Keep Dancing (official video)



最後、Laura Marling (ローラ・マーリン)は本国ではとても評価の高いイギリスの自作自演歌手。10年前のアルバムを当時「私的年間ベスト10」に選んだりしていたものの、その後なぜか聴く機会を作れず個人的にだいぶ間が空いての新作。お子さんが生まれてから初の作品らしく、直接そのことに関連した楽曲も。本人のギター弾き語りを中軸に、とても綺麗なコーラスワークであったり、弦の編曲が施され、洗練された作り。落ち着いた歌声はやはり良いなと、冒頭から引き込まれた。

Laura Marling - Patterns (Official Lyric Video)



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