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4/7/’24「熊谷悠一アワー」(渋谷のラジオ) No.313 プレイリスト



【Tracklist】

  1. The Kinks “Do It Again”『Word of Mouth』(1984)

  2. Jackie DeShannon “Brand New Start”『Jackie』(1972)

  3. ProleteR “April Showers”『April Showers - The Platinum EP』(2023)

  4. The Wild Magnolias "Smoke My Peace Pipe (Smoke It Right)"『The Wild Magnolias』(1974)

  5. The Secret Sisters “Same Water”『Mind, Man, Medicine』(2024)

  6. Sarah Shook & the Disarmers “Backsliders”『Revelations』(2024)

  7. Dawn Landes “Keep Woman in her Sphere (1882)”『The Liberated Woman’s Songbook』(2024)

  8. Reyna Tropical “Lo Siento”『Malegría』(2024)

  9. Roger Glenn “Angola”『Salsa de la Bahia, Vol. 2: Hoy y Ayer』(2014)

エンディング曲
Carlos Federico “Operation Mambo”『Salsa de la Bahia, Vol. 2: Hoy y Ayer』(2014)






放送後記

今週も新録音から3枚を補足しておきましょう。
それぞれ放送でかけたのとは別の推薦曲を映像版で貼っておきます。

まずThe Secret Sisters (ザ・シークレット・シスターズ)5枚目のアルバム。
前作も紹介していたのに、改めて聴いてみるとソウルさらにはゴスペルっぽいなと。少し調べてみるとアメリカ南部アラバマを拠点にしていて、しかもソウル音楽好きにとって伝説的と言えるFAMEスタジオでの録音。そういうことか。
飾らない普段通りという感じの曲、短い簡潔なものでも充分に聴かせてくれる。相当な実力派です。
このクリップは映像自体も物語調になっている。

The Secret Sisters - "All the Ways (feat. Ray LaMontagne)" [Official Music Video]



続いてSarah Shook & the Disarmers(セーラ・シュック・アンド・ザ・ディサーマーズ)、この名義では4枚目。カントリーの自作自演歌手と位置づけられる人みたいだけど、バンドの演奏はロックっぽく、媚びない態度はパンクに近い感覚もある。ちょっと突き放したような熱くなりすぎない歌い方もカッコ良いし、良い曲書いていると思う。
タイトル曲をどうぞ。

Sarah Shook & the Disarmers - Revelations (Official Music Video)



最後はフォーク歌手Dawn Landes (ドーン・ランディス)の企画作。同名の『The Liberated Woman’s Songbook』という歌曲集が1971年に発行されていて、そこから精選した11曲を録音している。抑圧や因習からの解放を目指し主張する女性たちの歌。古くは1830年の曲から、最近のものでも1970年。つまりは200年近く経っても、女性たちの状況は改善されていないのでは?
ヴィデオの曲では、来る日も来る日も家事労働に追われ続ける人生が描写される。
「人生は労苦で、愛は厄介なものでしかない
美しさは失われていき、物価は倍になっていく
喜びは薄れていき、金持ちたちは逃げ去る
何一つ私がこうなってほしいという風にはならない」

Dawn Landes "The Housewife's Lament (1866)" (Official Video)


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