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1/21/’24「熊谷悠一アワー」(渋谷のラジオ)プレイリスト



【Tracklist】

  1. Little Richard “Tutti Fruitti” (1955)『Little Richard: I Am Everything (Original Motion Picture Soundtrack)』(2023)

  2. Prince "Why You Wanna Treat Me So Bad?"『Prince』(1979)

  3. The Smiths "That Joke Isn’t Funny Anymore”『Meat Is Murder』(1985)

  4. Sun June “Moon Ahead”『Bad Dream Jaguar』(2023)

  5. Brit Taylor “Kentucky Blue”『Kentucky Blue』(2023)

  6. Loretta Lynn “Blue Kentucky Girl”『Blue Kentucky Girl』(1965)

  7. Teta “Vetso Vetso”『Blue Tsapiky』(2014)

  8. Nina Simone “Willow Weep for Me” (1959)『The Colpix Singles』(2018)

  9. Terri Lyne Carrington “Ima”『New Standards Vol. 1』(2022)

エンディング曲
Terri Lyne Carrington “Two Hearts (Lawns)”『New Standards Vol. 1』(2022)



プレイリスト:Apple Music 版


プレイリスト:Spotify 版



放送後記

冒頭で紹介した音楽ドキュメンタリー『リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング』は3月1日に公開予定。公式サイトも出来上がっていました。
予告編を見るだけで目に涙が浮かんできます。
これは観に行きたいなぁ。



新作〜準新作として3枚を取り上げました。それぞれ、簡単に補足。

テクサスのバンドSun June (サン・ジューン)3枚目のアルバムが昨年10月に出ていました。
歌を担当するLaura Colwell (ローラ・コルウェル)の個性に依るところが大きいと思うのだけど、ふわっとした簡素な音作りながら心を捉える演奏で、バンドならではの魔法すら感じる。
買い被りすぎかもしれないけれど、自分はかなり好きなバンド。
ヴィデオ・クリップは3曲撮られているようで、その中から曲も好きだし何となく人柄も伝わってくるようなこちらを。

Sun June - "Get Enough" (Official Music Video)



Brit Taylor (ブリット・テイラー)は現在ナッシュヴィルを拠点にしているシンガー・ソングライターで、2枚目のアルバム。
アメリカ南部らしさが横溢している、カントリーやブルーグラスといったルーツ音楽が中心にある。
そうではあるものの、聴きやすさが過ぎるほど現代的で親しみやすい内容。
自身もシンガー・ソングライターであるSturgill Simpson (スタージル・シンプソン)のプロデュースも要因の一つかも。各楽器も輪郭がはっきりしているし、カーラジオとかで映えるように迫力ある音に仕立てているのかなと推測している。

放送ではバラード調のしっとりとした美しい曲を選んだけど、ここではアルバム冒頭のリズムが強調された曲をどうぞ。

Brit Taylor - Cabin in the Woods (Official Music Video)



Terri Lyne Carrington (テリ・リン・キャリントン)のこのアルバムはもう2年前になってしまったが、ジャズ界の女性作曲家に焦点を当てた意欲的な作品。
曲によっては難解な演奏もあり、決してとっつきやすいとも思えないが、ジェンダー格差を音楽を通して訴える重要な一枚だと思う。
例によって、「ムジカ・テーハ」さんの記事を参照させてもらいました。


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