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7/28/’24「熊谷悠一アワー」(渋谷のラジオ) No.329 プレイリスト



【Tracklist】

  1. Los Lobos "A Matter of Time"『How Will the Wolf Survive?』(1984)

  2. Soundgarden “My Wave”『Superunknown』(1994)

  3. Jonathan Richman & The Modern Lovers “That Summer Feeling”『Jonathan Sings!』(1983)

  4. Robin Ward “Wonderful Summer”『Wonderful Summer』(1963)

  5. The Garrys “Cakewalk” single (2024)

  6. Emily Barker “Wild to be Sharing This Moment”『Fragile as Humans』(2024)

  7. Lava La Rue “Humanity”『STARFACE』(2024)

  8. Lava La Rue “LOVEBITES”『STARFACE』(2024)

  9. Sam Morton feat. Alabaster DePlume “Let's Walk In The Night”『Daffodils & Dirt』(2024)

  10. Toumani Diabaté & Sidiki Diabaté “Rachid Ouiguini”『Toumani & Sidiki』(2014)

エンディング曲
Toumani Diabaté & Sidiki Diabaté “Bambugu Chi”『Toumani & Sidiki EP』(2014)




放送後記

7月のリクエスト・テーマは「夏」でした。次回8月のお題は「旅」!
旅にまつわる曲、旅行先での思い出に絡めて、今年の休暇に聴きたい音楽、などなど少しでも関連していればOKなのでリクエストお待ちしています。
いつも通り、通常リクエストや感想メイルも同時募集していますのでお好きなタイミングでどうぞ。

さて番組で紹介した新作アルバム3枚を振り返っておきましょう。たまたまイギリス勢に偏りましたが、それぞれ全く個性が違うので、改めてこの国のポピュラー音楽文化の分厚さを思い知りました。
簡単な紹介と併せて、映像で1曲貼りつけておきます。


まずEmily Barker (エミリー・バーカー)は落ち着いたタイプのシンガー・ソングライター。すでに10枚ほどアルバムを出している。しっとり聴かせる曲調もあれば、意外に現代的な音作りでポップなものも得意としているようだ。メロディの展開にも工夫がある。過去作も聴き進めてみたい人リストにまた1人加わった。
放送でもかけた新作からの先行シングルをどうぞ。卒業写真だろうか、撮影風景を映し出すクリップ。

Emily Barker - Wild to be Sharing This Moment (official music video)



続いてのLava La Rue (ラヴァ・ラ・ルー)はジャメイカにルーツを持つ歌手のデビューアルバム。とはいえ少なくとも8年前からシングルは出していて下積みは長いようだ。
一聴して様々な要素が混ざり合っていることが分かるが、結果としてどれも聴きやすい曲に仕立てる手腕はなかなかのもの。ヒップホップやR&Bなどのブラック・ミュージックが大好きなのだろう。同時に叙情的で可憐なところもある点に魅力を感じる。バンドメンバーにも恵まれているようで演奏もかなり気持ち良く聴ける。もしかしたら数年後には大型フェスの目玉になるような大きな存在になっているかもしれない。なってほしいとも思う。
ヴィデオが作られている曲は特に優れていると思う中で、やはり最初に聴くならこれかな。

Lava La Rue - Humanity (Official Lyric Video)



最後3人目は、やはりデビュー作のSam Morton (サム・モートン)。厳密に言うと、歌のSamantha MortonとプロデューサーRichard Russellの2人によるユニット名とのこと。
内向的かつ内省的な感触を持つ音楽で、この人たちもヒップホップやジャズ、レゲエなど複数からの影響を取り込んでいる。ひんやりとして繊細な音作り。仄暗さのあるテンポを落とした演奏は、孤独な都会の夜に似合いそう。
ヴィデオは映画風で丁寧に作り込まれている。

SAM MORTON, Alabaster DePlume – Let’s Walk In The Night


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