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2/25/’24「熊谷悠一アワー」(渋谷のラジオ) No.307 プレイリスト







【Tracklist】

  1. Middle Kids “Highlands”『Faith Crisis Pt 1』(2024)

  2. Bruce Springsteen “Glory Days”『Born in the U.S.A.』(1984)

  3. The Staves “I’m on Fire”『If I Was (Deluxe Version)』(2015)

  4. Britti "Reach Out”『Hello, I'm Britti』(2024)

  5. Katherine Priddy “Anyway, Always”『The Pendulum Swing』(2024)

  6. Dar Williams “February”『Mortal City』(1996)

  7. Can “Mushroom”『Tago Mago』(1971)

  8. The Bad Plus “You Won't See Me Before I Come Back”『The Bad Plus』(2022)

  9. Nathalie Joachim “Kouti yo”『Ki moun ou ye』(2024)

エンディング曲
Nathalie Joachim “Ki moun ou ye”『Ki moun ou ye』(2024)




放送後記

今週の番組で初めて取り上げた新作は3枚。
それぞれ一言と映像版をつけておきます。


まずはオーストラリアの3人組、Middle Kids (ミドル・キッズ)。
怒りや鬱屈といった感情も含めて、ロック・バンドらしく昇華させる。
中でもこの曲は疾走感があり突き抜けていて、私にとって2月のベストソング。
何回も繰り返し聴いている。

Middle Kids - Highlands (Official Video)



Katherine Priddy (キャサリン・プリディ)はイギリスのフォーク界に登場した才能。アルバムとしては2作目。
よく通る声で歌も良く、心地良いメロディを持つ曲も優れていて、演奏も落ち着いている。
こういう人を見ると、歌うために生まれてきたのだなぁと思う。
2021年の前作『The Eternal Rocks Beneath』も年間ベスト10に入れたし、きっと今作も入るだろう。
来週も別の曲をかける予定。3週、4週と取り上げるべきなのかもしれない。
アルバム中で唯一動くヴィデオ・クリップがあるので、こちらの曲をどうぞ。

Katherine Priddy - First House on the Left (Official Music Video)




最後のNathalie Joachim (ナタリー・ジョアシャム)はハイチとアメリカのミックスで、クラシックを学んできた歌手。元々はフルートを演奏していて、今作でも披露している。
そのような背景もあり、いろんな要素が絡まっているが、大雑把にまとめるなら
「クラシック+エレクトロニック・ミュージック」
となるかな。でもソウルっぽくもあり、全体をひっくるめてポップスに聴こえなくもない。
要するに、これまであまりなかったような混ざり具合の音楽だと思う。
名門Nonesuchレーベル内に、クラシックに特化したNew Amsterdam Recordsという部門があって、意欲的な新作ばかり出している。そこからの一枚。
実は私も完全に咀嚼できたわけではないけれど、ひょっとするとこちらも年間ベスト10枚に入るかもしれない。音楽的に大きな可能性を感じさせてくれる人です。

Nathalie Joachim - Ki moun ou ye (Official Video)


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