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#26 「ありがとうございました」の「あ」が出てこない


誰にも相談したことのない悩みがあります。

それは…

『ありがとうございました」の「あ」がなかなか出てこないこと』です。

え?何それ?って?


なぜ「あ」なのか?

昔から「なんでかなー?」と思っていました。

本当に漠然と。

いや、お礼を言うタイミングではないときならちゃんと「ありがとうございました」って言葉にはできるんですよ。

でも、言うための「あ」が、なぜか上手く言えない。大体5秒ぐらいかかります。お辞儀し終わって、さらに2秒ぐらいしてやっと言える感じです。

「ん、あっ、あぁ、ありがとうございました!」

みたいな感じで。

普通に言えるときも稀にありますが、言えるときと言えないときの差が何なのかは分かりません。

ちなみに「ありがとうございマス」にしても状況は同じです。

あ、でも家族とか仲良しの人に「ありがとう」って言う場合なら普通に言えます。相手によるんでしょうか?

他人に対して「ございます」をつけなきゃいけないシーンでは言えなくなります。でも「おめでとうございます」とかは他人にも言えます。

母音の「あ」だけが言えないんでしょうか?

何でなんでしょうか?


吃音なのか?

以前、ストレングス・ファインダーとかINFJについて調べていたときに、たまたまですがYouTubeで活動している井戸勇輝さんの動画を見てたんですよ。

そしたら、吃音の症状が結構酷くて大変だったと言われていて、もしかしたら俺も?と思ったのがキッカケです。

吃音の症状も軽度のものから、とんでもなく大変なものまで色々あるみたいです。

電話口で、「はい。井戸です」っていう超カンタンな自分の名前すら言えなくて、「はい、イロレス」になっちゃうとか。

これ、超ツラくないですか?

井戸さんも色々苦労されたらしく、電話口で別の人が受けた電話を取り次ぐ際の「お電話代わりました」が言えないから、もしかしたら言葉の意味が吃音症状に影響を与えてるかもしれないと仮説を立てられて。

「お電話代わりました」という言葉の概念ごと変えようとして、「おでん🍢は変わりました」っていうイメージに変更しようとしたらしいんですけど、結局うまくいかなかったって言われてて(笑ってはいけない話なんですけど、意外性が高すぎて少し笑ってしまいましたごめんなさい🙇‍♀️)。

ちなみに私も電話は嫌いです。これは吃音とかではなく、INFJとして生理的に嫌いなのかもしれません。相手が見えないし。まぁでも、電話口の最後ってほとんど「ありがとうございました」って言わなきゃいけないから、それのせいで嫌いなのかもしれない。

それとか、牛丼屋のバイトで「いらっしゃいませ」の「い」がいえないから、「らっしゃーせぃ」に変えてみたら、こんどは「ら」も言えなくなって、「しゃっせー」に変えても、「しゃ」が言えなくなって、最終的には「せー」になってしまって、それでも勢いよく頭を下げてたら何とかなったらしいんですけど、業界を選ぶので根本的な解決にならなかったと嘆いておられました。

私も「ありがとうございました」ってうまくいえなくて「ナりがとうございました」とか「……がとうございました」ってなることがほとんどなんですよね。実務的には「ナりがとうございました」で何とかなってますけど。

たしかに「アザス!」だと上手く言えることが多いですが、社会ではなかなか「アザス」で通せることが少ないし、やっぱり「ありがとうございます」ってちゃんと言いたいじゃないですか。これって贅沢ですか?

とにかく「今言おう!」と思ったタイミングでは、ほぼ100%「ウッ」ってなります。

私もここ5年ぐらい、とにかく練習あるのみじゃ!と思って、毎日毎日、通勤電車を降りるときに車掌を見つけては「ありがとうございました」って言ってるんですけど、未だに良くならない。5年も頑張ってるのに。こんな誰でもできることが。


これ、何なんでしょうか?


症状と原因

吃音にも大きく3つの症状があるらしく、

①「あ、あ、あ、あ、ありがと…」
って何度も同じ言葉を繰り返す、どもる。

②「あーーーーーりがと…」
って伸ばしちゃうもの。

③「………………ぁりがと」
って最初の言葉が出ないもの。

私はおそらく③です。
①っぽいときもあるけどね!

原因についてですが…

なんか、どうやら昔に起きた、「上手く言えなくて恥をかいた」的なエピソードが影響してるかもしれないらしくて、それを脳が間違って記憶して、その言葉を言うたびに脳がまた記憶を蘇らせては間違った学習をして、どんどん言えなくなるという負の現象が起きているらしいんですね。

だとしたら、僕の5年間って一体…


昔のことを思い出してみた

「ありがとうございました」のエピソードを思い出してみると、一番古い記憶だと、どうでもいい話ではあるんですが、小学校の卒業式を思い出します。

皆さんのところもあったんでしょうか?地域性があるのかもしれないし、母校が1,000人クラスのマンモス校だったからできたのかは分かりませんが、小学校の卒業式は、在校生から卒業生に送る「かけ合い」みたいなものが用意されてました。

例えば、

在校生A:卒業生の皆さん

全員  :ご卒業、おめでとーーございまーーす

在校生B:6年生に教えていたたいだことは

全員  :一生わすれませーーーん

在校生C:本当に…

全員  :ありがとーございましたーー


みたいなやつです。

これ、めっちゃ嫌いでした。笑

卒業式の1週間ぐらい前からめちゃめちゃ練習させられるんですけど、最後の「ありがとうございました」って言う前って、みんなが息を「スーッ」と吸ってから「オリャァー!」みたいになるんで、とりあえず自分が一番最初に声を出す人にならないようにタイミングをめっちゃ測ってたんですよね。

で、なんかの練習のときに、先生が「ヤメ!」って言ったのが私だけ聞こえてなくて、自分だけ思いっ切り「ありがとうございましたー」って言っちゃって、めっちゃクスクス笑われた経験があるんですよ!

むっちゃ恥ずかしかったのを通り越して、怒りが込み上げてました!こんなクソしょうもないことさせやがって!って。

それ以降、その卒業式の練習のときには、絶対に最初から言うてやるもんか!とキレてましたんで、必ず「…がとうございました!」って途中から言ってました。

こんなしょうもないことが原因なんでしょうか?

だとしたら、マジであんな行事無くしてほしかったなぁ。まぁまだ可能性の話ですけどねっ!笑

いやいや、でも笑い事じゃないんですよ。

気が付けばそれ以来、なんか上手く言えないまま、そういうもんだと思って、俺おかしいんかなー?って思って生きてきたんですよね!

もちろん、井戸さんのYouTubeを見る前から、吃音について知る機会はありました。

↓これを読んだときです。
(私、押見修造のマンガがめっちゃ好き♫)

装丁見ただけで泣きそうになる😭

これも、タイトル通り、名前をうまく言えない主人公の話なんですけど、めっちゃ泣けます。初めて読んだとき、いい歳こいたおじさんですが、マジで泣きました。あったかい涙がボロボロと…

でも、吃音のこと色々調べても、対応策みたいなのがなかなかなくて。とにかく自分にしっくりくるものが見つからず。

思うがままにnoteに書いてみました。


誰か教えて!

noteだったら、色々知ってる人もいるだろうし、なんか、誰かの目にとまって、「こうしたらいいよ!」みたいなのが分かればなぁ、という微かな希望を抱いたのです!

対応策でも、知り合いの話でも、何でもいいんです!医療業界においても吃音はまだまだ未開の地らしいのです!

もっと吃音症状が酷い人からみたら、全然大したことないのかもしれないし、吃音ですらないのかもしれません。そこんところの詳しいことはよくわかりません。

そういえば病院にも行ってないんで、まずは病院に行け!って話かもしれません!病院に行くレベルなのか、行けば治るものなのかはわかりません!

でもでも、

ただお礼が言いたいのに、普通に言えないんです!誰でもできることが自分にできないということが悔しいというか、受け入れられない!マジで何とかしたい!(切実です)

間違った考えとか知識だとしたら、それを指摘してもらえると、助かります!

誰かわかる人いたら、何でも試してみたいので、ぜひコメントください!

よろしくお願いします🥺

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