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GIGAスクール活用率の一般公表は初?小金井市-学芸大学-NTT Comの実証研究のウェブサイトができています

なんか更新が大分ご無沙汰になってしまいました...。

先週はワクチン2回目の副反応で、39度近くまで発熱して苦しんでいました。
周りからは忙しなく生きているよう見られているのか、体調を心配されることも多いですが、ここ5年で発熱も2回の健康優良児です。結構ブラックに働いても体調壊さず、気分も落ち込むことがほぼないので、後輩からは「ロボでは?」と言われています(ヒドイ)。
ちなみに2回の発熱は、先週のワクチンの副反応と、もう1回は食べ放題のホテルビュッフェ(結婚記念日で奮発した)で、食べ過ぎによる腹痛&発熱です。妻子に翌日白い目で看病され、、でもそれもイイ(最低)

そんなこんなで少しは仕事も落ち着いてきた(といってもまだヤバイ)ので、また定期的に書いていきたいと思います。よろしくお願いします!

そして復帰早々は宣伝的なものです。すみません...。
東京都小金井市と東京学芸大学、NTTコミュニケーションズの三者連携の実証ことを書かせてもらいます。

東京都小金井市でのGIGAスクールの様子を公開

2021年4月に東京都小金井市と東京学芸大学、NTTコミュニケーションズによるGIGAスクールに関する官学産で連携を発表していました。

どんな取組なのかは、以下の先端教育さんの記事を詳しく書いてあります。

恥ずかしながら私も対談記事として登場させてもらっています、、が、、大熊教育長や川手副学長がキッチリとスーツ着ているなかで、空気読まずにTシャツで参加していて浮いていますね...。
ぐぬぬ、、大熊教育長なんてクマGって呼ばれていて、Facebookでは昨年まで中東で傭兵をやっていたような感じのプロフィール写真なのに...。(超失礼)

三者連携でやっていきたいことを、簡単3項目で箇条書きをすると

・1人1台のGIGAスクール環境をベースに、エージェンシーを育成する未来の教育モデルを探索する
・多種多様なコンテンツを自由に活用できる環境とし、日常的な活用を根付かせ、AARサイクルを高速で回していく学びを目指す
・「個別最適な学び」については、単なる弱点克服的な学びではなく、認知特性等に応じた学びを実現していく

という感じでしょうか。
むーん、そう簡単にはいかない。だからこそ、官学産で連携して探索していく感じです。

まだ取組も始まったばかりの状況ですが、先月(7月)末にその連携協定の状況を共有するサイトが立ち上がっています。

まだ立ち上がったばかりで内容は少ないですが、学校現場の実践内容、教育委員会の組織として活用を高めていこうという取り組み、学芸大学と現場と協働での研究、データをもとにした分析などなど、記事がUPされていくことになるかと思います。
良ければメルマガ登録などしていただき、更新を見てもらえたらと思っていますー。

活用状況のモニタリングと公表をしています

サイトの中では、小金井市の全14校での利活用状況を公表しています。
「GIGAスクールは活用が大事」とはどこでも聞きますが、その実態を定量的に公にしている例は少なく、WEBで常時公開しているのは小金井市ぐらいではないでしょうか?

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その中で、不定期ですが私も活用状況のデータを簡単ですが考察する記事を書いています。
記事の内容は以下をご覧いただけたらと。

詳細は上記の記事のなかをご覧いただけたらですが、小金井市の14校のなかでも、日々の活用を見ているとかなり濃淡が出ていることも赤裸々に見せています。

小学校と中学校のDAU(Daily Active User:日毎の利用している割合)を比較すると、以下のような感じです。
小学校:40.4%
中学校:18.6%

 この数字について、多い/少ないの議論はあると思いますが(この数字はあくまで「まなびポケット」のログイン率のため、情報端末単独での利用やインターネットによる調べ学習、Google Workspaceの利用などはカウントされていません。そのため、情報端末の利用率はもっと高くなります)、少なくとも小学校と中学校で2倍強の差があります。

図2 (1)

上記の表の見方は以下です。
・行が日付。6/1~30の平日だけ抜き出し。
・列が各学校。左の9列が小学校、右の5列が中学校。
・ログイン率が20%未満が青く、30%以上になると赤くなる。
こうやって見てみると「中学校より小学校の活用率が高い」という全体傾向は変わらずですが、一方で「小学校のなかでも活用率に学校によって5倍以上の差がある」「中学校でも半数以上の小学校より活用率が高い学校がある」などが見えてきます。

記事内でも書いていますが、あくまでまなびポケットの学習コンテンツの利用状況からの考察ですので、ICT活用そのものはもっとあるのが前提となります。
この辺りのちょっとした情報でも、少しは見えてくるものもあり、日常活用に向けて、どこにどんな支援をしていくのか、なんかの施策検討には役立てることはできます。

データをもとに施策を打ち、施策の成否をデータで確認する、いわゆるEBPMと呼ばれるもので書いてみると当たり前のことですが、なかなか学校現場では根付いていないと思います。
この活用率だけでなく、この実証のなかで実践していきます。

おわりに。次回は政策提言っぽいことを書こうかな。

今日は復帰早々なので、いつもよりは短めで(でもまあまあ長い)。

ちなみに、小金井市では、まなホーダイというまなびポケットで提供される学習コンテンツの大半が使い放題となるサブスクリプションプランを活用しています。
多種多様な学習コンテンツを使い放題できるから可能な学びについても、このサイトで共有していくことになると思いますので、ご期待いただけたらと。

次回はいつものパターンで、政策提言っぽいことをまた書いてみたいと思います。
今後、GIGAスクール導入時には据え置かれていた年度更新などのユーザープロビジョニングのこと、全国で実証が行われているデジタル教科書のこと、学校教育の学習データの中心的な役割を担うであろう"学習eポータル"のことなどなど。
自分の環境も変化がありそうなので、その辺りもまた報告させてください。

ではまたー。



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