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"5/7以降も休校が延長するとしたら" 校長先生になった気で具体策を練る①

新型コロナウイルスで大変な中、どんな感じで過ごされていますか?
今日のランチはフレッシュネスバーガーのテイクアウト。娘(中3)と買いにいきましたが、娘は実に1週間ぶりの外出だったみたいです。
娘は私に似てかインドア派のため、全くストレスを感じていないとのこと。自分も家にずっといても無問題。
一方で、アウトドア派の妻はかなりストレスを感じているようです...。(最近怖いよぉ)

雑談さておき、新型コロナウイルスの蔓延は他国との相対では、ある程度抑え込みができている感じには見えますが、予断を許さない状況が続いているように見えます。
緊急事態宣言が全国に拡大し、期限は5月6日になっています。果たして5月6日で終わるのか。私はこの手のことには悲観的なので、延長すると思っています。
また、もし延長しなかったとしても、休校措置はどうなるのか?
こちらも私は延長の可能性が高い、特に都市部はそうではないか、と思っています。
少なくとも延長リスクも踏まえた学校経営が必要なはず。

ということで、自分が公立学校の校長になったつもりで、対策の具体案を練ってみました。

当然ですが休校延長が決まっているわけではなく、それまでに終息することが一番だと思っています。そこは予めご承知おきください。

あまり長い記事読みたくないよ、という方は先に以下をご覧ください。

※このスライドは随時更新していく予定です。

<追記>
上記スライドは無許可でコピー流用OKです。以下からご確認ください。
https://docs.google.com/presentation/d/1Bl4HnvfgGSMB6fG-X7kmct5Ck3D_M4N7BKbj1UaeGbU/edit#slide=id.g83b1dd4d9c_0_0

休校延長決定のXデーはいつか?

多くの学校は、非常事態宣言の期限:5月6日までの休校措置をとっています(5月8日まで5月15日までなど様々ありますが)。
もし5月6日を延長するとなると、間にゴールデンウィークがあるので、その前に発表をしないと準備が間に合わなくなるのでは、と考えています。

ゴールデンウィークが始まる前に決断をする、となると4月27日(月)が休校延長決定のXデーではないか、と想定します。

そうなると、4月27日までに何をするのか、4月27日以降は何をするのか、を考えることになります。

スケジュールを立ててみた

既に前述のGoogleスライドを見ているかもですが、4/27に休校延長になることを想定して、スケジュールを組んでみました。
途中で「STEP1」とか良く分からないものが出てきますが、それは後述しますのでご容赦を。

タイトル休校

今から3週間(本日(4月19日)からゴールデンウィーク明け5月8日まで)の直近スケジュールとアクションです。

①学校と子供・保護者との連絡手段を確立する
 ・学習系プラットフォーム(例えばまなびポケットとか(宣伝))を準備
 ・家庭のICT環境を確認しておく
②先生が使えないといけないので研修しつつ先生が慣れる
ーーーここまでを4/27までにやるーーー
③先生が子供と一緒に使い始める
④ICT環境がない家庭への対応を行う
⑤オンラインで頑張るぞー!

という段取りです。
④は費用がかかるので難しい。PCは学校にあるもので対処できる可能性がありますが、インターネット回線が厳しいですね...。ここは一工夫が必要なので、明日アンケートを出しつつ、考えてみることにする(既に校長先生の気分)。

オンラインでの授業に向けたステップ

前述したスケジュールを考える前に、そもそもオンラインの授業でどうなんだろう、ということから考えました。
尊敬する先生方がオンラインの授業をやって道を切り拓いてくれています。

色々な実践が出てきているなかで、一定以上のICTへのリテラシが求められるものもあれば、すぐに取り入れられそうなものまで、混在しているように感じています。
そのため、私なりに本格的な「オンライン授業」までのステップを以下のように整理してみました。

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ステップとしては
⓪まずは先生同士で使う
①あいさつや雑談をする 
②朝の会や帰りの会
③課題提示・回収
④先生への質問・児童生徒同士の支援
⑤そして本格的なオンライン授業
と整理しています。

⓪まずは先生同士で使う

正直なところ児童生徒より先生のリテラシが心配だからです(失礼)。
また、これも当たり前のことかもですが、大部分の人は「自分が分かっていないことを人にやってもらいづらい」はず。

まずは職員会議や授業検討会のメッセージやファイルのやりとりからなどで。例えばまなびポケットでも無料の機能でできます。

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先日まで連載で言及していた授業支援システム=スクールタクトでも先生同士の活用事例もありました。

先生方がまず活用することで、児童生徒との活用にも繋がっていくのでは、と考えてします。

①~④でオンライン授業への導線に

多くの先生方にとっては、いきなりZoomを使った双方向型の授業、というのも難しいのではと思っています。①から4のステップと目的はこんな関係で考えました。

①あいさつや雑談をする ⇒ 学校・クラスの繋がり 
②朝の会や帰りの会 ⇒ 生活習慣
③課題提示・回収 ⇒ 学習習慣
④先生への質問・児童生徒同士の支援 ⇒ 学習集団

①については、学校から長期で離れていること、クラスが形成されていない状態であることから、細くても緩くても学校やクラスの繋がりが必要では、と考えています。
特に、様々な家庭環境から家にいると辛い子もいるのでは、と想像しています(考えただけで哀しくなる...。そして超ムカついてくる!!)。
そういった子にとっては、学校がもう1つの居場所であり、逃げ道になっている可能性があります。まずは①だけでもやりたい。

②については、多くの子供の生活習慣がガタガタになっているはず(ウチの娘も起床が10時ぐらいになっている)。
それでも自律的に活動できる子もいるのでは、という気持ちも無いわけではないですが(自分や娘はそういうタイプなので)、やはり全体を見て、長期の休校であれば生活習慣を整えることから入る必要だと考えています。

そのうえで③の学習習慣ですかね。今の休校対応の多くは③を薄くやっている学校が多いので、それよりも①や②ではと思いますし、①や②のうえでの③があると大きく活動が変わってくると考えています。

④はクラスの雰囲気を少しでも醸成できたらと思ってのアイデアです。①や②の延長線にある感じです。②や④でクラス内の横のつながりが出てくると良いかな、と。

そして⑤のオンラインでの授業へ、という整理です。

まあ、こんな綺麗なステップは踏めないでしょうけど、見通しがあると違うのでは、と思っています。

おわりに:次回以降にも続きます

とりあえず今日の分は終わりです。
むーん、昨日も休日出勤だったので、連日の作業で疲れた...。

お気づきの方もいるかもですが、このスケジュールと内容は、とある実際の学校で明日から行います
次回以降は具体的な学校からのお手紙やアンケートの内容など、できる限り公開していき、休校措置が延長した最悪の場合に皆さんのお役に立てる情報にしていきたいと思います。

ではまた!

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