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軽度歯周炎以上の人は20代で3割、30代で4割の衝撃

30代から始まり、歯が抜ける歯周病
歯が抜けると固いものやステーキが食べられなくなります。一生自分の歯を保ちたいですよね。とはいえ、歯だけに配慮した生活を毎日送るのは難しい。では、どうやって対策をすればいいのでしょうか。

「歯周トラブルの実態」→「具体的な対策方法」の順に見ていきましょう。

歯周トラブルの実態

厚生労働省が2016年に行った歯科疾患実態調査では、歯周ポケットが4mm以上の人は20代で約3割、30代で約4割ほどでした。

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厚生労働省 平成28年度歯科疾患実態調査より抜粋

歯周ポケット

歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの境目の溝をいいます。
歯は歯ぐきとぴったりくっついているように見えますが、実は歯と歯ぐきの間にはわずかな隙間があります。2mm以下の溝なら問題はないのですが、深い溝になると汚れがたまりやすくなります。汚れが入り込むことからポケットと呼ばれています。

歯周ポケットの深さと健康度
健康な歯ぐき 0.5~2mm
歯肉炎 2~4mm
軽度歯周炎 3~5mm
中等度歯周炎 4~7mm
重度歯周炎 6mm以上

だそうです。怖いですよね。

具体的な対策方法

簡単にいえば、歯周病の元となる悪玉菌を抑制すればいいのです。そのためには、❶歯と歯の隙間にある汚れを取るブラッシング法❷唾液の量を増やす、が有効です。唾液は悪玉菌の繁殖を抑制する免疫成分を含みます。

❶つまようじ法
歯ブラシをつまようじのようにして歯と歯の隙間に差し込むブラッシング方法。岡山大学の渡邊達夫(現岡山大学名誉教授)らが行った研究では、一つの歯につき20秒を1ヶ月ほど実践したところ、歯周からの出血トラブルを抱える人が21%→2%に改善する結果が出たとのことです。


❷あいうべ体操
唾液線を刺激し、唾液量を増やす体操。
「あ→い→う→べ」と口を大きく動かすのを1セットとし、一回に10セット、1日に30セット行うと良いとのことです。


私も実際にブラッシング法を試してみました。歯茎がスッキリしておすすめです。毎日20秒続けるのは難しいかもしれませんが、少しずつ心がけるだけでも効果がありそうですね。



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