見出し画像

チワワを飼うことになりました~愛犬との出会い~


人気犬種に毎年ランクインをしているロングコートチワワ。ロングコートチワワの愛犬との出会い、なぜそのチワワを家族に迎えたかなどのお話です。犬をこれから迎えようと考えている方にも、私のような小さな奇跡がもう起きているかもしれません。

旅行先のペットショップで

画像1

15年ほど前、たまたま入った小さなペットショップのショーケースの中でそのチワワは、ぼろぼろのぬいぐるみに寄り添って寝ていました。

クリームの毛色で鼻がピンク色、少し痩せた生後6カ月のチワワ。間の抜けた顔がとてもかわいらしく、そのチワワから目が離せなくなりました。

旅先で見つけて、たまたま入った小さなペットショップ。そこが私と愛犬が出会った場所でした。

人気犬種チワワの現実

画像2

その頃、CMなどメディアの効果もあり、チワワは人気犬種の1位でした。その華々しいランキングの裏の現実は厳しく、過剰にブリーディングされたチワワたちが飽和状態になっていたようです。

特に性格に問題があったり、成長し過ぎていたり、色が不人気だったりするチワワは買い手もなかったのでしょう。

たくさんのチワワがペットショップのショーケースの中に入っていました。そして、私が見つけたチワワについていた値段は捨て値のようなものでした。

ロングコートチワワの君

画像5

「このチワワを見せてください」と店員さんにお願をすると、快くショーケースから出し、軽く汚れをふき取とられてから私の腕の中にそのチワワは飛び込んできました。

やわらかくてあたたかい小さな命は、私の手や顔をなめて「あなたが来てくれるのをずっと待っていたのです」と一生懸命に訴えていました。

思ったよりゴワゴワした毛が印象的なロングコートチワワ。頼りのないしっぽ。腕の中にいるロングコートチワワと、メディアでよく見かけたロングコートチワワとは、あまりにもかけ離れていたという印象を持ったことを覚えています。

殺処分という言葉

画像6

もしこの子を連れて帰らなかったらこの子はどういう運命をたどるのだろうと、とても不安になりました。繁殖犬にするにはこのピンクの鼻は論外だろうし、6カ月という月齢と、ここまで下がった値段。考えれば考えるほどそのチワワに明るい未来は見えてきませんでした。

「殺処分」という言葉。生まれたばかりの命にはひどすぎる選択。その言葉が頭から離れませんでした。

半日以上ペットショップの近くをうろうろして考えに考え、その個性的なピンク色の鼻のロングコートチワワを家族にしようと決めました。

チワワって神経質?その性格は

画像3

チワワはよく神経質だと言われます。確かに神経質な一面を見せることもありました。ですが、実際にチワワと暮らしてみると今まで持っていた「小型犬、チワワ」というイメージとは全く違っていました。

元気で愛情深く、怖がりで神経質なのに時々大胆な行動をする愛犬。食べたくないものは意地でも食べない頑固な性格。甘えていると思ったらすぐに飽きて寝てしまう猫のようなツンデレな気質。

チワワは知ればしるほど面白く、賢くて魅力があふれる犬種だったのです。

人気犬種も保護犬もひとつの命

画像4

愛犬と出会いチワワという犬種がどんどん好きになっていきました。愛犬に出会わなければチワワの良さは分からないままだったでしょう。

あの時たまたま訪れた街で、今では行き方も忘れてしまった小さなペットショップに入らなければ愛犬と出会っていませんでした。

これから犬を家族に迎えようと思っている方に伝えたいことは「人気犬種も保護犬もひとつの命」だということです。どんな犬も、愛情をそそぎ正しい飼い方やしつけをすれ最高のパートナーとなります。

身体は小さいのにとても大きな存在の愛犬。君が私を選んでくれたこと、君に出会えたことに感謝をしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?