ロングスリーパーの私

お仕事お休み中の今、放っておくと、毎日10時間以上眠っています。

NPO法人「日本過眠症患者協会」によると、日本では、毎日9時間以上眠る人をロングスリーパー(長時間睡眠者)としているそうです。(アメリカでは10時間以上)

まぎれもなく、私はロングスリーパーです。

フルタイムで仕事をしていたときは、いつも眠気で頭がよく回らず、帰ってきてもクタクタで、ようやく晩御飯を作って食べてお風呂入って寝るという(私にとっては)ハードな生活でした。今よりも2時間以上も睡眠時間が少なかったことが、日中のすべての活動パフォーマンスを落とす原因となっていたようです。

お休みを経験して初めて、自分はロングスリーパーだと気づきました。

平均10時間以上眠っている今は、毎日快適です。日中眠くなることもなく、ランニングやヨガ、読書、料理、掃除、洗濯、何もかも楽しく疲れることなく行うことができています。

フルタイムで働く方々は、勤務時間にライフスタイルが縛られてしまうため、もしご自身がロングスリーパーだとしても気づきづらい方もいるのではと思います。こういった、潜在的ロングスリーパーの方は多くいらっしゃるのではないかと予測します。

人口の数パーセントはロングスリーパーだというデータがあり、原因は遺伝等の抗えない理由であることからも、長時間眠るのは一定程度存在する個性です。

ただ、長時間睡眠がだらしない等という風潮はまだまだ根強い社会です。ロングスリーパーの方が自らのライフスタイルを尊重するということは、同時にフルタイム勤務(正社員等)をあきらめざるを得ない状況もまだまだあります。

コロナによって在宅勤務やリモートワークが徐々に可能になってきていることは、誰にとっても睡眠時間確保の大きな鍵となっています。自らのライフスタイルを尊重しても、仕事をあきらめなくて良い社会になりつつあるのかもれません。

自分はロングスリーパーだと認めたことで、今後の生き方の大きなヒントを得た気がします。