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河童

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天下分け目の戦から幾日か過ぎた日。 旅の坊主が古びた小さな社で一夜の宿をとっていると、そこへ怪我をした若い侍が転がり込んでくる。名を康介と名のり『落ち武者』と身を明かした。 それ…
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#年寄

河童48

くるくると走り辛そうでも、年寄りの前に走り出た「それ」を背負った男。 年よりはその男をあ…

アガ
1年前

河童47

姿が見えなくなってしまい、坊主は自分の上がった顎に気づき、ゆっくりと姿勢を戻し呼吸をする…

アガ
1年前

河童41

「それからじゃよ。こうして夏を真ん中に三度、この社に供えにきているのは。今は日照りがある…

アガ
1年前
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河童40

「ほんとうだね。子どもだからと云って嘘はダメだよ。おじさんたちは、何代か前はお侍だろう。…

アガ
1年前
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