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河童

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天下分け目の戦から幾日か過ぎた日。 旅の坊主が古びた小さな社で一夜の宿をとっていると、そこへ怪我をした若い侍が転がり込んでくる。名を康介と名のり『落ち武者』と身を明かした。 それ…
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2022年5月の記事一覧

河童27

子どもの感覚は、目と耳の二感覚だけになっていた。 山のなかに自分一人、しかも恐怖のなかに…

アガ
2年前

河童26

このまま歩を進めれば身の丈ほどの深さがある川が見えてくる。 幅は飛び越えるには広すぎる幅…

アガ
2年前

河童25

ひとり笑う男の姿を、 「とうとう恐ろしさで狂ったかな・・・。」 子供は不安に見つめる。 男…

アガ
2年前