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河童

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天下分け目の戦から幾日か過ぎた日。 旅の坊主が古びた小さな社で一夜の宿をとっていると、そこへ怪我をした若い侍が転がり込んでくる。名を康介と名のり『落ち武者』と身を明かした。 それ…
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2022年4月の記事一覧

河童24

そんな山男の姿を、幼き年よりはしばらく眺めていた。 山男は身動きせずに様子を伺っている。 …

アガ
2年前

河童23

「早く起きろ。早く。大変だぞ。おい子ども」 言い終わるやいなや。何かが水路の向こうを走る…

アガ
2年前

河童22

話の流れから河童がいると話してきかせた。 適当に口から出る言葉を並べたにしては「上出来だ…

アガ
2年前