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河童

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天下分け目の戦から幾日か過ぎた日。 旅の坊主が古びた小さな社で一夜の宿をとっていると、そこへ怪我をした若い侍が転がり込んでくる。名を康介と名のり『落ち武者』と身を明かした。 それ…
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2021年11月の記事一覧

河童5

「送り狼」 ならば行き倒れを待っているのだろうか。 それならば眠りに落ちなければ教われるこ…

アガ
2年前

河童4

そして康介の血生臭い格好に気づき、何かを思い出したかのように、再びガタガタと震えている。…

アガ
2年前

河童3

そんな薄気味の悪い人気のない場所にいる者は生臭い坊主と、まだまだどこかに火の手は上がるで…

アガ
2年前
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