「やたらと“エビデンス”を求める人」と「陰謀論にハマる人」、その意外な共通点はありませんでした

おいすー!
厨二病者でコロナ渦でもまったりネオニート生活してるクロノスです。

twitter を見て、この記事がタイトルだけで読む価値無さそうだなぁと
感じました。

結論から言いますが、「陰謀論にハマる人」はエピデンスの強さとその存在の確かさの考慮もしないままにシェアすることが多いからです。

「やたらと“エビデンス”を求める人」と両者を結びつけるには
読む前から無理があると思ってました。

しかし、読まないのも失礼ですので、読むことにしました。
私といっしょに陰謀論とエピデンスの関係を探求してみましょう!

「それってエビデンスあるんですか?」

 世の中には、それを言われると言葉に詰まってしまう「脅し文句」がある。「誰に向かってものを言っているんだ」とか「……ですが、何か問題でも?」といった言い回しはその典型だ。最近そこに加わったように見えるのが、「それってエビデンスあるんですか?」である。

記事の1ページ目よりhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b4affe5980ccfcf0cc6c93f3f3c40db482951781?page=1

けれども、その後、この言葉は見る見るうちに市民権を獲得し、菅義偉総理が「Go Toトラベルが感染拡大の主要な原因であるとのエビデンスは現在のところ存在しない」と発言した同年11月末には、すっかりお馴染みのフレーズになっていた。いまでは専門家どころか一般の人までもが口々に「エビデンス」を語るようになっている。

記事の1ページ目よりhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b4affe5980ccfcf0cc6c93f3f3c40db482951781?page=1

この記事では菅総理を例にしていますが、
「それってエビデンスあるんですか?」の言葉はyoutube切り抜きの
ひろゆきが流行らせた言葉だと認識しています。
引用ばかりで記事を埋めてもあれですので、2ページ目行きましょう。

「エビデンス」はどこから来たのか?

「エビデンスって何?」と誰かに聞かれたらどう答えるだろうか。この言葉は直訳すると「証拠」や「根拠」の意味になる。しかし、単に「証拠」や「根拠」を意味するだけなら、なにも持って回ったカタカナ語など使わずに、ただ「証拠」や「根拠」と言えば良いはずだ。「エビデンス」という言葉がこれらと違うのは、そこに「科学的証拠」のニュアンスが含まれることである。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4affe5980ccfcf0cc6c93f3f3c40db482951781?page=2

エビデンスレベル1:ガイドライン・システマティックレビュー・メタアナリシス
エビデンスレベル2:ランダム化比較試験
エビデンスレベル3:非ランダム化比較試験
エビデンスレベル4:コホート研究・症例対照研究
エビデンスレベル5:症例報告、複数の症例報告
エビデンスレベル6:専門家の意見
それ以下:動物実験や試験管での研究

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4affe5980ccfcf0cc6c93f3f3c40db482951781?page=2

科学でのエピデンスはレベル6 専門家の意見がかなり低く、
ランダム化比較試験がレベル2でエピデンスレベルが高いと述べています。

次のページ行きましょう


通常の科学において、誰かの「証言」は「科学的証拠」にならない。なぜなら、それは証拠として弱すぎるからだ。例えば、「UFOを見た」という「証言」が得られても、相手にされずに終わってしまうだろう。しかし、裁判では「証言」も重要な要素になる。「科学的証拠」ほど「強い」証拠が手に入るとは限らないからこそ、相対的に「弱い」証拠を評価するルールが欠かせないのだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4affe5980ccfcf0cc6c93f3f3c40db482951781?page=3

科学と裁判の体系を比較する形で話を進めています。
「科学的証拠」ほど「強い」証拠が手に入るとは限らないので、
「弱い」証言などの証拠も評価するルールが欠かせないそうです。

科学の世界の体系「エビデンス・ベースト・メディシン」の新しさは法学に匹敵する証拠観を打ち立てたと締めくくっています。

科学のエピデンスレベルと裁判モデルは私が知人にも
話をしていたので、存じております。
議事堂襲撃の件は裁判モデルで当事国のアメリカ内で決着をつけるべきと
話をしていました。

WEB報道はアメリカのWEBメディアで記事を
書いている人の妄想である可能性がありますし、
アンティファなのか大統領支持者なのか?誰なのか?
遠い日本からは調べるのがあまりに難しいところでした。

次の4ページ目行きましょう。

 現在、日常用語として浸透している「エビデンス」は、いま見てきた「エビデンス・ベースト・メディシン」の考え方とは大きく異なっている。最大の違いは「エビデンスがある/ない」という二択で語られることだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4affe5980ccfcf0cc6c93f3f3c40db482951781?page=4

科学と違い、日常用語として使われている
「エピデンス」はある/ない の2択で語られる、、
たしかにその傾向が大きいように私は思います。

大統領選挙での議事堂襲撃の件は逆の可能性を
最初からないと決めつける人が多かったです。


「エビデンス」を問うことは専門家を信頼していないことの裏返しだとの話も尺が多めにありますが、私のnoteとはあまり関係無いので端折ります。
記事を書いた人の独自の主張ですね。

記事としては最後の5ページ目行きます。(6ページ目は本の紹介)


「エビデンス」の魅力と危険

そう考えると、「エビデンス」の有無を重視する姿勢は、思いのほか「陰謀論」とも近いところにある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4affe5980ccfcf0cc6c93f3f3c40db482951781?page=5

「陰謀論」と言うと、「証拠」を無視した誇大妄想だと思われるかもしれないが、実は、それもある種の「証拠」には敏感である。すなわち、陰謀の存在を示す「証言」や「物証」あるいは「データ」は、むしろ積極的に求められる。例えば、「ピザゲート事件」や「クライメートゲート事件」では、流出したメールが陰謀を示す「証拠」とされた。

 つまり、「陰謀論」もまた、「証拠」の有無によって専門家を信じるべきかどうかを決めようとしている。その意味では、「エビデンス」の有無を重視する態度とも実はあまり違いがない。どちらも専門家が信頼できない可能性を前提しているのである。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4affe5980ccfcf0cc6c93f3f3c40db482951781?page=5

タイトル回収のまとめ来ましたね?
待ってました!

「ワクチン否定論」のような「科学否定論」と「陰謀論」の両者が
「証拠」を求める姿勢で共通であり、
「エビデンスあるんですか?」と専門家達に攻撃的な姿勢であると。
肩を並べているように錯覚してしまう自惚れた態度だと。

そう記事を読んでいる僕らに説教してくださっています。

ヒカルの碁 第1巻より引用

はるかな高みからーー
未熟で専門家じゃない僕らを試す強烈な一手です。(^@^;

一度「エビデンス」がなかったからといって、その専門家を
信じなくなるのか? 「陰謀論」と変わりないではないか!
たしなめてくださってます。

しかし、僕は思います。
「陰謀論」を信じるタイプの人の多くは「エピデンス」なんか
重視していないと!

最近だとこんな事例がありました。

おいおい、あの暗〇されて有名なケネディのjrがいるんかい。
まずは「エピデンス」
息子の生存証明と本人確認からでは?
別人の可能性もあるでしょう。

「陰謀論」を信じる人達から
反ワクなケネディのjrの話が急に出てきたので、
びっくらこいてしまいました。

医学の話題のクラスタ(集まり)から話が「陰謀論」にぶっ飛んだんで、
事前に何の説明もありませんでしたよ。

次に、、

議会の件について意見は割れています。
画像がどちらなのか?
「エピデンス」としては入手出来ただけで
誰なのか決定的ではない。
支持者の集まるシーンの画像はこの画像よりも判定が困難です。

2020年の選挙ではCNNが反トランプ派寄り、
FOXがトランプ派寄りの報道を繰り返していました。
その他のメディアも反トランプ寄りの方がやや多かったようです。

CNNは隠し取りされた動画が証拠として何度も出回っていました。
動画は証拠としては強いレベルのものになります。
テキストや画像のように簡単には捏造出来ないので
説明責任問われるレベルです。(問われてました

どのメディアも偏向報道はやめて欲しいですね。


「陰謀論」に染まって妄信を発信しない!!

メディアやSNSで騒いで決めつけるのではなく、
アメリカの法学の裁判モデルで国内決着をつけて欲しい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これらの事例のように「陰謀論」を信じる人は「エピデンス」の強さや
証明を重視せずにさっさと自分の信じる話を進める傾向があります。
「エピデンス」はたまたま入手出来た画像を思い込みで決めつけたりしてるだけ。入手出来てない人も多数投稿をしています。


 つまり、「陰謀論」もまた、「証拠」の有無によって専門家を信じるべきかどうかを決めようとしている。その意味では、「エビデンス」の有無を重視する態度とも実はあまり違いがない

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4affe5980ccfcf0cc6c93f3f3c40db482951781?page=5

と記事に書いてるけど、
「陰謀論」の信頼できる専門家ってほーとんど!いないしなぁ、、
「陰謀」やってる側の人に専門家を名乗られても危険だしなぁ、、
ウソを妄信した話もあるから、WEB記事やSNSの投稿を信じてるだけでは
ダメだね。


。。。先ほどのSNSの事例のように


「陰謀論にハマる人」は「エピデンス」をあまり重視していない。
「証拠」の有無とか関係なく、自分の信じたいことを信じているだけ。

「陰謀論者」の地位向上のために「エピデンス」を重視する態度に
なってほしいなーと切に願います。



ということで

松村先生、、、
「陰謀論にハマる人」と「エピデンスを求める人」にマウントを取りつつ、
本の紹介をしたかったみたいですけど、
やはり、こじつけに無理がありましたYO!


話が複雑になりすぎないように記事の
「ピザゲート事件」や「クライメートゲート事件」の言及はしませんでした。立場が逆側の「ロシアゲート疑惑」にしても
信じたいことを信じてる人だらけで決めつけ。
「エピデンスを求める」人は限りなく少数派。
リアルやSNSを観察すればそれがわかります。
「陰謀論にハマる人」の大半はただ信じているだけで「エピデンス」は言えない。

やはり、両者を結びつけるには無理がありますね。


忘れてた。最後に一つ。

エビデンスの社会学: 証言の消滅と真理の現在
松村先生が出版したみたいなんで、買って上げてくださいね!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?