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入試問題を意識した模試の活用法その2

 四谷大塚でしたら6~7月から、首都もしでしたら9月から範囲が特定されない総合力を試す模試になります。模試は現状の成績を見るために活用するものですが、それだけでなく入試本番を見据えた取り組みも出来ます。
そこで5つのポイントを通して入試問題を意識した模試の活用法を、四谷大塚の合不合テストを例にして提示します。
  今日は小問と時間配分についてです。

2,小問と時間配分


 模試や入試によっては配点が分かる場合があります。仮に分からなくても問題量と全体の得点から1問当たり大体何点で配点するか予想できます。するとほとんどの問題で配点は同じで一部(記述問題や難易度の高い)の問題で配点を高くしています
 配点が大きく変わらないならどこに注意すればいいでしょう。それは問題を解くのにかかる時間です。問題によっては時間のかかるものがあります。例えば記述問題、地形図の読み取り、統計資料の読み取りといった問題です。ただし、模試では変わらない可能性が高いですが実際の入試では他の問題より配点が高い可能性があり、素早く解けるのであれば解きたいところです。しかし、無理して取り組んだせいで時間を失い、解ける問題に取り組めなかった、時間が無いことへの焦りから生じるミスによる取りこぼしが生じるのは非常にもったいないです。であれば、時間がかかる問題は後回しにして確実かつ時間をそれほどかけずに解くことができる問題を優先して解きましょう。そして一通り問題に目を通してから時間のかかる問題に取り組むといいでしょう。
  同じものをやるにしても取り組む順番によって得られる成果は違います

以上から入試本番や模試で注意することは以下の点です。
●問題の難易度もそうだが、解くのにかかる時間も考えて取り組む順番を決めること
●記述問題や地形図、統計資料の読み取りといった時間がかかりやすい問題は後回しにする選択肢を持つこと

明日は各小問の臨み方です。

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