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東京都立小石川中等教育学校の2018年度国語入試|本の紹介

東京都立小石川中等教育学校の2018年度国語入試で使用された本と
著者、他の作品を紹介します!



串田孫一「考えることについて」

徳間書店 (2015/5/1)

内容紹介

串田孫一『考えることについて』は、1955年に初版刊行。その後、加筆修正・再刊行など形を変え、多くの読者に愛された串田思想の入門書的存在。79年の旺文社版から36年ぶりの再文庫化。考えることについて、見ることについて、愛することについて、孤独について、不安について。それぞれ普遍的なテーマを取り上げ小気味よく綴る至極の文章は色褪せることがないばかりか、現在も新鮮な輝きを放っている。串田和美氏による特別寄稿文を収録。

著者紹介

串田孫一
1915年、東京都生まれ。詩人、哲学者、随筆家。東京帝国大学哲学科卒業。父は三菱銀行会長の串田萬蔵。長男は俳優・演出家の串田和美。38年、処女短編集『白椿』を刊行する。登山を愛し、関連のエッセイも多数出版。58年、尾崎喜八らと山の文芸誌『アルプ』を創刊し、83年の休刊まで責任編集者を務めた。主な著書に『山のパンセ』『ものの考え方』『わたしの博物誌』など多数。2005年逝去。

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784199070327

著者の他の本

「山のパンセ」
岩波書店 (1995/6/16)

詩人・哲学者串田孫一(一九一五―)の,山をめぐる随想集.ページをめくると,独特の詩的で平易な文章で綴られた,山靴やスキーで野山を逍遙する著者の世界がひろがる.雨上がりの峰々の夕映え,山小屋のストーブを囲む語らい…….雪を待つ高原の一本の枯れ草までが魅力的な表情を浮かべている,著者自身が選び再編成した決定版.



「ヤマケイ文庫 若き日の山」
山と渓谷社 (2017/2/10)

思索的な独特の味わいのある文章で知られる串田孫一の、山にテーマを求めた初のエッセイ集。
詩人の愛情、哲学者の思索、登山家のつよさ、串田孫一の山の文学の原点。

初版は1955年、河出書房より刊行され、のちに実業之日本社が他の随筆を集めて1冊にまとめた。昭和63年には集英社文庫に収録。

そして2001年、山の名著を集めたヤマケイ・クラシックスの1冊として、著者本人が推敲を重ねた完全版として復刻。

本著はその「ヤマケイ・クラシックス 若き日の山」に、初版本のカットを収録、表紙イメージも含め、原著のもつ雰囲気を大切にして復刻した貴重な文庫版です。

「孤独な洗礼」「風の伯爵夫人」など、串田孫一の初期の代表作36篇を収録。


出口治明「人生を面白くする 本物の教養」

幻冬舎 (2015/9/30)


内容紹介

《ビジネスにも必須! 》

本を読み、人に会い、旅をする。そして
自分の頭で考え抜く。

教養とは人生における面白いことを増やすためのツール。
であるとともに、グローバル化したビジネス社会を
生き抜くための最強の武器である。その核になるのは、
「広く、ある程度深い知識」と、腑に落ちるまで考え抜く力。
そのような本物の教養はどうしたら身につけられるのか。

60歳にして戦後初の独立系生保を開業した起業家であり、
ビジネス界きっての教養人でもある著者が、
読書・人との出会い・旅・語学・情報収集・思考法等々、
知的生産の方法のすべてを明かす!

【本書の目次】

第1章 教養とは何か?
「自分の頭で考えられる」ことが教養
意見が決められないのは「考え不足」が原因 ほか

第2章 日本のリーダー層は勉強が足りない
「この人は面白そうだ」と思ってもらえるか
世界標準では日本の企業幹部は圧倒的に低学歴 ほか

第3章 出口流・知的生産の方法
「いまさらもう遅い」はサボるための言い訳
「数字・ファクト・ロジック」で考える ほか

第4章 本を読む
速読は百害あって一利なし
古典は無条件で優れている ほか

第5章 人に会う
相手を人脈としか考えない人は、自分もそう見られている
人間が将来に備える唯一の方法は歴史に学ぶこと ほか

第6章 旅に出る
旅こそ最高の遊びにして、教養の源
「マーケット」「若者と女性」を見るのが楽しい街歩き ほか

第7章 教養としての時事問題――国内編――
「選挙・民主主義」「お金」「税と社会保障」の知識は不可欠
「公的年金は破綻する」という嘘に騙されてはいけない ほか

第8章 教養としての時事問題――世界のなかの日本編――
「幹」と「枝葉」をごっちゃにしているTPPをめぐる議論
「わが国固有の領土」という概念は必ずしも万国共通でない ほか

第9章 英語はあなたの人生を変える
「仕事で使わないから英語は不要」という考えは井のなかの蛙
グローバル人材の最低ラインは「TOEFL100点」 ほか

第10章 自分の頭で考える生き方
仕事とはあえて言えば「どうでもいいもの」
「てにをは」を正しく書けない人は筋の通った思考ができない ほか

著者紹介

出口治明(でぐち・はるあき)
ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長兼CEO。一九四八年、三重県生まれ。京都大学法学部卒業。七二年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て二〇〇六年に退職。同年、ネットライフ企画株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。〇八年四月、生命保険業免許取得に伴い現社名に変更。一三年より現職。『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『直球勝負の会社』(ダイヤモンド社)、『仕事に効く教養としての「世界史」』(祥伝社)、『本の「使い方」』(角川oneテーマ21)、『「働き方」の教科書』(新潮社)など著書多数。

著者の他の本


「働く君に伝えたい「お金」の教養」
ポプラ社 (2023/12/6)

一生使えるセオリー「財産三分法」、保険の大原則は「掛け捨て」、リスクを抑える「投資の3つの心得」――ライフネット生命の創業者が解説する「お金の原理原則」。年収200万でも1000万でも関係ない!お金の不安から解放され、賢くお金を使い、増やす方法。*本書は単行本『働く君に伝えたい「お金」の教養』(2016年刊行)の情報を更新して新書化したものです。

「一気読み世界史」
日経BP (2022/11/17)


人類5000年の歴史を7時間で一気読み!
一気に読むから、流れがわかり、教養になる。
暗記不要。日本史、西洋史、文化史、経済史…
全部つなげてまるごと学ぶ、新しい教科書。
入門に、学び直しに、論述テスト対策にも。

人類5000年の歴史の大きな流れが一気につかめる画期的な入門書。『哲学と宗教全史』『人類5000年史』シリーズなどの著作で知られる出口治明氏の待望の最新刊。日本史、西洋史、東洋史から、政治史、文化史、経済史まで、歴史を「ひとつなぎ」で学べる新コンセプトの世界史です。1万冊の本を読破した「現代の知の巨人」ならではの大局的な歴史観が、この一冊にぎゅっと凝縮されています。7時間で読める分量でも、歴史の要諦と本質があますところなく学べます。中高生から社会人まで、歴史の大局的な流れをつかみたい人に最適の新しい歴史の教科書です。


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