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東京都立小石川中等教育学校の2019年度国語入試|本の紹介

東京都立小石川中等教育学校の2019年度国語入試で使用された本と
著者、他の作品を紹介します!



かこさとし「科学の本のつくりかた(人と地球の不思議とともに)」

河出書房新社 (2017/7/13)


内容紹介

「かこさとしの科学絵本の魅力を、科学者である執筆陣と共に再認識する一冊」と紹介されているように、天文、地球、海洋、生物、化学、教育、経済などの専門家によるわかりやすい解説や指摘に納得したり驚かされたりで、絵本を改めて読み直したくなります。

養老孟司、藤嶋昭両氏との対談や「宇宙」を例に科学絵本の制作過程をかこさとしが語るほか、かこの思いが詰まった様々な言葉をご紹介しています。

今まであるようでなかった一冊を是非お読み下さい。

https://x.gd/OMa7L


著者紹介

加古里子(かこ さとし)

1926年現在の福井県越前市に生まれる。東京大学工学部応用化学科卒業。工学博士。技術士(化学)。児童文化の研究者でもある。現在は、出版を中心に幅 広く活躍。作品は『からすのパンやさん』を代表する「かこさとしおはなしのほん」シリーズ、『うつくしい絵』、「だるまちゃん」シリーズ、『とこちゃんはどこ』、「かこさとしからだの本」シリーズ、『伝承遊び考』など600点余。2008年菊池寛賞受賞、 2009年日本化学会より特別功労賞を受賞。

著者の他の本

「からすのパンやさん」
偕成社 (1973/9/1)

カラスの町「いずみがもり」にある、1軒の売れないパン屋さん。お父さんお母さん、4羽の子ガラス、家族みんなで、楽しい形のパンをどっさり焼いた。パンを買いにやってきたカラスの子ども、おじいさん、おばあさん、そしてなぜか消防自動車、救急車、テレビのカメラマンまでやってきて森は大騒ぎに…。

思わず目を奪われる「たのしい おいしい パン」の見開きページには、80種類以上ものパンが描かれている。いちごパン、ゆきだるまパンなどなじみのある形のものもあれば、ヘリコプターパン、はぶらしパン、さざえパンなどなかなかパンにしないような形のものまで、こんがりと色づいて並んでいる。

集まってくるたくさんのカラスたちも、ひとりひとりが実に個性的。すましていたり、怒っていたり…おばあさんカラスにはしわもあるし、お嫁さんカラスだっている。パンのページを堪能したら、ぜひ「もう一度からすたちの表情をみて笑ってください」(著者「あとがき」より)。(門倉紫麻)

「だるまちゃんとてんぐちゃん」
福音館書店 (1967/11/20)

「だるまちゃん」は、友だちの「てんぐちゃん」のうちわや帽子などちょっと変わった持ち物が欲しくてたまらない。お父さんの持ってきてくれるものには納得がいかず、自分で工夫しながら手に入れていくだるまちゃん。最後には、てんぐちゃんの長い鼻が欲しくなってしまうのだが…。

大好きな友だちと同じものにあこがれる、子どもの純粋な気持ちがストレートに伝わってくるロングセラー絵本。初版は1967年。

お父さんの「だるまどん」を筆頭に、家族総出でだるまちゃんを応援する様子も、あたたかく、コミカルに描かれていく。特に楽しいのは、お父さんが色々な形のうちわ、帽子、靴を出してきて並べる場面。帽子なら、学生帽、サンタクロースの帽子、コック帽、新聞で折ったカブト…40種類近くがずらりと並ぶ。生き物ではないのに、ひとつひとつに表情があるような遊び心のある描き方は、加古里子ならでは。


かこさとし「地球 (福音館の科学シリーズ)」

福音館書店 (1975/1/20)


内容紹介

息をのむほど見事な、地球のエネルギー

地球の中のようすを地表から中心部にわたって描いた、「海」の姉妹作です。地球のいちばん外側の地面から、はじまります。身近な花や草木は、土の中に生えていますが、地球の中に潜り込んでいるため、よく知りません。昆虫や動物も、地面の下にトンネルや棲み処をつくって生きています。地面の下は不思議がいっぱいです。地球内部の巨大なエネルギーが地球を変えていく過程は実に見事で、その雄大さは目を見はるものがあります。

https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=241

著者紹介

上記と同じため省略


著者の他の本

「海 (福音館の科学シリーズ)」
福音館書店 (1969/7/25)

多くの謎を秘めた海のすべてがここに

地球の7割を占める海。身近でありながら、今なお多くの謎が秘められています。「みなさんは うみを しっていますか」という問いかけから物語ははじまります。ページをめくると、水深0~0.5メートルの海の様子、浮き輪をつけた子どもが海に入っていく足元に、貝やカニがたくさんいます。ページをめくるたびに水深が深くなり、ついに深海まで。海にすむ動植物から、未来の海中農業、海底開発まで、海の全てが描かれた絵本です。


「宇宙 (福音館の科学シリーズ)」
福音館書店 (1978/11/15)

宇宙はどこからはじまって、どれほど広いの?

宇宙とは、いったいどこから始まって、どれほど広く、その果てはどうなっているのでしょう。それを知るために、まずはノミのジャンプからはじまり、動物の走るはやさ、世界の建造物の高さ、飛行機やロケットの飛距離と徐々に高く遠く、そして地球の重力の壁をこえて宇宙へと広がります。巨大な宇宙の広がりをテーマに、望遠鏡やロケットの歴史、星の進化とその一生、宇宙有限論までを紹介した科学絵本。

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