優勝争い脱落 浦和 0-0 横浜FM
神戸 44
横浜 43
名古屋 39→42
浦和 37
浦和からすると優勝争いに絡むためには絶対勝ち点3が必要な上位対決。
マリノスは勝ち点3欲しいが何よりも神戸・名古屋との三つ巴に浦和まで優勝争いに参戦してきてほしくない、勝ち点3をあげたくないというゲーム。
結果的にはマリノス御の字、浦和痛恨の結果。
まずマリノス。
神戸の大迫・武藤と同じくJリーグ最強レベルのアタッカー陣で挑み、浦和よりも個々のクオリティおよびここまでの結果としても大きく上回る3トップ+1なのだが、今日は本当にダメだった。
アンデルソンロペスにはほとんどボール来ないし、ヤンマテウスは全く存在感なくて途中交代、エウベルは序盤左から、中盤以降は右からひたすら仕掛けていたが孤軍奮闘・単発の仕掛けで点に繋がらず。
そして西村拓真が一番酷かった。
3トップと上手く連携とれないばかりか、味方へ不満露わにして手を挙げるポーズを見せ、自分の出来がこれだけ酷いのに味方を責めてるのはちょっと…。
マスカット監督も見切りつけて西村もマテウスもすぐ交代させていたし、最終的にはエウベルもAロペスも下げたが無得点。
マリノスとしては最悪の事態は回避した勝ち点1というスコアレスドローではあるんだが、川崎戦に続きリーグ二試合連続無得点なのが嫌な流れ。
個人的な予想として、もともと今シーズンはマリノス(と川崎)を優勝予想としているのに揺らぎはないが(というより、リーグ優勝争いを未だかつて経験していないクラブがいきなりリーグ優勝を成し遂げるわけはないと思っているので神戸は今年はないと予想)、今後も苦しむだろうなACLもあるし…。という感想。
一方の浦和。
JリーグNo.1CBのショルツを擁し、
JリーグNo.1ボランチの伊藤敦樹を擁しているのに、
アタッカー陣の貧弱さが本当に勿体ない!
リンセン、モーベルグ、シャルク、カンテと助っ人外国人が全て戦力にならず、二列目に大久保、安居、早川をスタメン起用している状況。(追記:すみません。カンテはフィット後に大活躍しているため、序盤数試合で語った自分が誤っておりました)
川崎がFW陣に山田新、宮代を起用しているのは育成兼ねてて本気で今年タイトルを獲るのは困難だと思ったが、浦和はさらに厳しいし、このスタメンで優勝争い参戦は無理。
ボランチ以下がリーグトップレベルの陣容なのに、アタッカー陣が貧弱すぎる。
ここまでリーグ22試合で27得点。
これ、最下位の湘南と同じ得点数。
夏場の補強に欧州逆輸入で安部裕葵と中島翔哉を獲得したけど、2人ともギャンブル。安部は怪我持ちでどこまでマトモに稼働するのか見通したたないし、中島もカタール移籍後は下降線を辿るキャリアを歩んでいて未知数な状況。
ある程度計算立つ選手ではなく、J2からの引き抜き路線でもなく、二人のうちどっちかが当たればラッキーというギャンブルな補強というより博打に出たなという印象。
その博打である中島翔哉が久々にJリーグのピッチに立ったが、これはまぁあれですね…予想してたことだけど…多分時間かかりそうですね…。
この日の感想としては「これ、リハビリだな」というもの。
ボールタッチがままならず、大きなサイドチェンジをトラップミスしてフイに。
厳しいところをパス通そうとしてマリノスに掻っ攫われ、逆にカウンター食らってあわや失点というリスクとなった場面。
そして強引なミドルシュート。
「あ~これいつもの中島翔哉、脈絡なく俺が俺が俺がでシュート撃っていく姿勢、周りを気にしないこのシュートまさに中島翔哉」と懐かしかったんだが、このシュートも6年前のJリーグでは結構強烈だったのにこの試合では随分と威力が弱まっていた、というか腰の動きが随分とモッサリしててこれは相手からすると怖くないな…というキレ。
加入前からあまり気に入られてなさそうなタイプではあるけども、かつてのマルティノス並みに浦和サポから執拗なアンチを生みそうだなとその片鱗を感じた試合だった。