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【品質改善に向けて】品質部署の役割

こんにちは。中継ヘリコプター🚁です。

今回は品質改善に欠かせない品質部署の役割について話をしていこうと考えています。

はじめに

品質部署は一般的に「品質保証」と「品質管理」が存在します。
部署がそれぞれが分かれている場合もあれば、統合している場合もあります。

役割は少し違いまして、

・品質保証
できた製品がお客様の求める仕様に満足しているかを確認し、納品後も安心満足を保証するための体系的な活動を行う。

・品質管理
製品が出来ていく過程(製造)で不良品を出さないための手段や方法を実施する活動を行う。

となっています。

本来であればもう少し役割を深掘りして話しをしていくべきなのですが、、、
それよりも今回は普段私が感じている事について、皆さんにお話をしていこうと考えています。


品質部署の雰囲気

品質部署の雰囲気は会社によって少し違います。
また、「品質管理部署」と「品質保証部署」の雰囲気も違います。

雰囲気が違う事はそれぞれ扱っている製品も違いますし、社風も違うため当然かと思います。

しかし、今まで色々な会社を見てきた中で稀に

「品質管理、品質保証が少し偉そうにしている」

雰囲気を醸し出している会社に出会ったことがあります。

「われわれは品質を守る部隊として指示をだしている」
「品質守れないのは設計や開発、製造部の責任だ」
「トラブルがおきれば、トラブルが起きた部署が考えて再発防止を行えばよい」
「再発防止をできていないのは指示をだしてもやらない周りの部署の責任だ」

など出てくる言葉は上から目線であり他責発言が多い。
多少考え方として合っている部分もありますが、何かを少し勘違いしています。

お客様に良いものを提供する上で、発生したトラブルや課題に対して一定の責任感をもって仕事をする必要がありますが、やらないといけないことができていなければ、会社としてフォローしていく必要は当然あります。

お客様に対しては、会社として製品を提供していることを忘れてはいけません。

できていないのに放置することはもはや会社として品質を守っているとはいえないのです。それはお客様からみれば品質部署の責任です。
そのことを認識し、品質部署にいるからといって偉いわけではなくどうすれば会社として対応していけるのか?を必死に考えていく必要があります。


改善を進めていく上で

品質改善を進めていく上で、品質部署の役割は非常に重要です。
その品質部署が上記のような雰囲気を醸し出していると、周りの部署のモチベーションは下がり改善は全く進みません。

現に、私も仕事柄多くの会社を訪問していますが、品質部署が勘違いをしている会社の改善は動きが悪く、形はできているのに中身がうまくいっていないことが多いです。

周りの部署にヒアリングしてみると
「品質部署がなにもわかっていないのに、口だけだしてくる」
「最終的な判断は開発・設計に投げてくる」
「品質部署の人達は何も仕事していないように見える」
という声をよく聞きます。

このような案件をコンサルタントとして相談を受けた時は、
「まず品質部署が主体的に改善を進めていきましょう」
とアドバイスしています。

品質部署は基本的に自分達でできることが少なく、直接労働部隊がいかに良いものを作れるかのフォローをしていくことになります。
そのフォローのやり方によって、改善が遅くなったり、加速したりします。
人を動かして品質を守っていく重要な部署ですので、いかに気持ち良く人が動いてくれるかを考えないといけません。


最後に

今回は品質部署の役割として部署の雰囲気についてお話しをさせていただきました。
品質部署が前を向いて改善を行なっていれば、その会社の改善活動は活発となり加速していきます。
しかし、形だけで存在している品質部署であれば改善活動の枠組みはつくれたとしても活動は活発になりません。

まずは品質部署が中心となって改善を進めて行動を見せていくことをお勧めします。

今回は以上です。

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