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薬剤師が薬について、つぶやいてみた

問題です。なぜ病院の薬剤部は地下にあることが多いのでしょうか。

正解は「薬に直射日光が当たらないから」でした。患者さんの受け付け窓口が1階にあるので、その地続きで1階にあることも多いですね。病院それぞれの事情かと。

ところで薬って、皆さんが思うよりも繊細なんです。光をさんさんと浴びないように、一定の温度で保存するように、湿気が無いように。とまあ箱入り。

さあ、ここで第二問。国家試験に出たこともあるので、必死に覚えたんです。

室温とはどんな温度でしょうか。
正解は1~30℃です。

ちなみに、標準温度は20℃、常温は15~25℃、室温は1〜30℃、微温は30~40℃。冷所は、別に規定するものの他、1~15℃の場所です。(「日本薬局方」という厚生労働省が定めた医薬品の規格基準書からの抜粋してます。)

室温て思いの外、幅広い温度だと思いませんか。知った当時はびっくりしました。

薬の適正管理をするため、季節を問わず、薬剤部は大体同じ温度となるように空調が効いてます。1日のうちで何回か、温度計チェックもしてるんですよ。

さてここで、お家に持って帰った後の、あなたのお薬を確認して欲しいです。どこに、どんな感じでありますか。

わたしが言うのもなんだけど、薬ってホント手間暇かかる。やれここは暑い、やれここは眩しい、こんな場所じゃ寒すぎる。もう知らんがな。ヒト相手なら言うかも。

薬を家に持って帰った後は、あなたのご負担にならない程度の、ちょびっとでいいです。「どこへ置くのがいいかなー」を検討ください。

とある薬剤師のつぶやきでした。
では また

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