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2023.11.9(木)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均株価は前営業日比479.98円高と3日ぶり急反発。前日の米国株市場で米長期金利の急低下を背景にハイテク株中心に買われ、これを受けて投資家のセンチメントが改善した。米10年債利回りが4.5%を下回り、日米金利差縮小を背景に外国為替市場で1ドル=151円台までドル高・円安が進んだことも輸出セクター中心に好感された。東京市場ではオプションSQ算出をあすに控えているが、後場に入ると先物主導で大口買いが流入し日経平均の上げ足が加速、オプションの権利行使価格を意識した投機的な売り買いが活発だった。後場に入って値上がり銘柄数も急増し、プライム上場銘柄の77%が上昇して引けた。全体売買代金も引き続き活況で、前日の水準には届かなかったが4兆円を上回った。

  • 中国株式市場はほぼ変わらずで終了した。この日発表された中国消費者物価指数(CPI)は景気回復を巡る懸念を再燃させる内容だった。不動産部門の動向にも注目が集まった。

  • 欧州株式市場は続伸して取引を終えた。STOXX欧州600種指数は3週間超ぶりの高値を付けた。オランダの決済サービス会社アディエンや英製薬アストラゼネカの決算発表が好感され相場を押し上げた。

  • 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が反落。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が政策金利が十分に制約的であるとはまだ確信していないと発言したことや、30年国債入札の低調な結果を受けて国債利回りが上昇、株式相場の重しとなった。パウエル議長は、FRB当局者がインフレとの戦いを終わらせるのに金利が十分高い水準に達しているとは確信していないと語り、財、サービス、労働力の供給改善に伴う物価上昇圧力の緩和が限界が近づいている可能性を指摘した。

  • 米民主党のジョー・マンチン上院議員は9日、来年の選挙で再選を目指さないと表明した。上院の多数派維持を目指す民主には逆風となる。マンチン氏は議会選に再出馬はせず、全米を遊説して回り「中間層を動員し、米国人を一つにまとめる運動」に人々が関心を示すかを確かめると説明した。同氏の地元ウェストバージニア州は共和党が知事職と他の連邦議会議席を握っており、2020年大統領選で共和党候補だったトランプ氏が同州で圧勝するなど共和党が優勢。51対49の僅差で上院の過半数を保つ民主党は、マンチン氏の議席を維持するのに苦戦が予想される。マンチン氏は重要法案の採決で党指導部の方針に反する行動をたびたび取り、存在感を示してきた。7月には「ノーレーベルズ」と呼ばれる団体のイベントに登壇し、24年大統領選で第3政党が候補を擁立する可能性に言及していた。ノーレーベルズは声明で、24年序盤までに候補を出すかどうかを決定すると表明した。

↓11/9 (木) 経済指標をまとめました。

2023/11/9

今後の重要イベント

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