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2023.6.29(木)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均株価は前営業日比40.15円高と続伸。前日の米国株市場では金融引き締めに対する警戒感が再燃しNYダウが冴えない動きで反落したが、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続伸した。また、米国株市場に先立って取引が行われた欧州株市場が全面高に買われていたこともあり、東京市場でも取引開始時はリスク選好ムードが強かった。しかし、前場取引終盤に先物主導で急速に上げ幅を縮小し、後場に入っても上値の重い展開に。前日に日経平均は先物主導で急伸をみせていたことで、目先筋の利益確定の動きが表面化し、引け際に小幅ながら下げに転じる場面もあった。結局、プラス圏に切り返して着地したが、値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が上回った。

  • 日韓両政府は29日、100億ドルの通貨スワップ協定を再開すると発表した。日韓両政府による二国間通貨スワップ再開は8年ぶり。日韓両政府による「財務対話」を2024年に韓国で開催することでも合意した。
    鈴木俊一財務相と韓国の秋慶鎬企画財政相が同日開いた財務対話を通じて合意した。通貨スワップは危機時に外貨を融通し合う仕組みで、日韓両国の財務対話で地域金融のセーフティーネットを強化することで一致した。日韓両国の関係悪化を背景に2015年以降はスワップ協定を結んでいなかった。

  • 欧州株式市場は続伸して取引を終えた。この日発表した第2・四半期(3─5月)決算の営業利益が予想を上回ったスウェーデンのファストファッション大手H&Mが大幅上昇したのが相場全体を押し上げた。一方で米国とドイツの経済指標や、主要中央銀行の政策当局者によるタカ派的な発言が重しとなり、上値は限られた。

  • 米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が反発。米連邦準備理事会(FRB)による2023年の銀行ストレステスト(健全性審査)で大手23行が合格したことを受け、銀行株が買われた。また、朝方発表された一連の米指標が底堅い内容となったことで景気後退(リセッション)懸念が和らぎ、景気敏感株が買われた。ただ、米金利が長期間高水準にとどまるとの見方で金利動向に敏感なグロース株の一角に売りが出た。FRBは28日に公表した銀行ストレステストの結果で、米銀大手が不況時にも規制上必要な自己資本を維持できるとの見解を示した。

↓6/29(木)経済指標をまとめました。

2023/6/29

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