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2023.8.31(木)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均株価は前営業日比285.88円高と4日続伸。朝方から主力株をはじめ広範囲に買いが広がり、日経平均は上値指向を継続した。前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて軟調だったものの、米国では長期金利低下を好感してNYダウ、ナスダック指数ともに4日続伸した。8月のADP全米雇用リポートが事前コンセンサスを下回る内容だったことから、労働市場の過熱感が和らいだとの見方が広がり、FRBによる追加利上げに対する警戒感が後退した。これを受け東京市場でもリスクを取る動きが強まり、全体相場を押し上げる形に。取引時間中に発表された8月の中国製造業PMIが予想を上回ったこともポジティブ視された。プライム市場の68%の銘柄が上昇し、売買代金は4兆2000億円台に膨らんだ。4兆円台に乗せたのは8月10日以来3週間ぶりとなる。

  • 8月第4週(8月21─25日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は、1082億円の売り越し(前週は8351億円の売り越し)だった。売り越しは2週連続。個人は909億円の売り越し(同5323億円の買い越し)で2週ぶりに売り越し、信託銀行は68億円の買い越し(同1144億円の売り越し)で、10週ぶりに買い越した。

  • 中国・香港株式市場は下落。月間ベースでも値下がりした。中国国家統計局がこの日発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が景況拡大・悪化の分かれ目となる50を5カ月連続で下回った。

  • 欧州株式市場はほぼ横ばいで取引を終えた。スイス金融大手UBSグループを含む金融関連株や不動産株は上昇した一方、高級株が下落した。UBSは6.1%上昇し、15年弱ぶりの高値を付けた。クレディ・スイス買収を受けてスイスの従業員を3000人減らし、100億ドル超のコストを削減する計画を発表したことが材料視された。

  • 米国株式市場は、ナスダック総合は上昇したものの、ダウ工業株30種とS&P総合500種は下落して終了した。インフレ関連指標がほぼ予想通りとなったことで、米連邦準備理事会(FRB)は利上げを一時停止するとの見方が強まった。

↓8/31(木)経済指標をまとめました。

2023/8/31

今後の重要イベント

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