2023.7.24(月)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比396.69円高と3日ぶり大幅反発。前週末の米国株市場ではNYダウが約6年ぶりの連騰記録である10日続伸と気を吐いたが、上げ幅はわずかでハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅マイナス圏で引けた。今週予定のFOMCでの利上げは織り込み済みだが、今後の金融政策にパウエルFRB議長がタカ派姿勢を維持するとの見方もあり、上値が重かった。一方、東京市場は直近の植田日銀総裁の発言から、今週末の金融政策決定会合で緩和政策の現状維持が濃厚との観測が広がった。日米金利差を意識してドル・円相場は急速に円安方向に振れ、これが株式市場で輸出株中心に追い風となった。値上がり銘柄数は1500強に達し、プライム市場の82%を占めた。ただ、売買代金は減少傾向で3兆円台に届かなかった。
中国株式市場は続落して引けた。民間投資を促進するための措置が発表されたが株価を押し上げるには至らなかった。今週末の開催が予想される中国共産党の中央政治局会議での政策シグナルに注目が集まっている。香港株は不動産株やハイテク株が主導して急反落した。
週明けの欧州株式市場は小幅ながら続伸して取引を終えた。エネルギーや通信銘柄が相場を下支えした。一方、ユーロ圏の7月総合購買担当者景気指数(PMI)は前月から悪化し、景気後退の懸念が強まった。また、スペインで23日投開票された総選挙は左派と右派いずれも政権樹立が容易でない見通しとなり、政治的な行き詰まりが指摘される中で投資家心理の重しとなった。
米国株式市場はダウ工業株30種が11営業日続伸し、2017年2月以来最長の連騰記録となった。週内の米連邦公開市場委員会(FOMC)や企業決算を控え、資金がハイテクセクターから他のセクターにシフトした。
↓7/24(月)経済指標をまとめました。
今後の重要イベント
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