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2023.8.22(火)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均は、前営業日比291.07円高と、続伸して取引を終えた。21日の米国株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合が1.5%超高となった流れを引き継いだ。買い一巡後は上値の重い展開が続いた。東証プライム市場の売買代金は3営業日連続で3兆円を下回った。

  • 岸田文雄首相は22日夕、萩生田光一自民政調会長に、物価高対策第一弾としてガソリンをはじめ燃料油価格対策の検討を行い、月内に与党として一定の方向性を提案するよう指示したことを明らかにした。また、燃料油の激変緩和措置を今月中に先出しし、そののち来月に向けて経済対策全体をしっかり議論していきたい、と語った。岸田首相は、今夏以降、為替動向もあってガソリン小売価格が過去最高水準に近付きつつあるとの認識を示し、現場の声を聞く中で燃料油価格対策に緊急に取り組む必要があると判断したと語った。その上で「9月上旬には国民が効果を実感できるよう、与党とも連携し月内に成案を得ることとする」と述べた。電気ガスの措置については「9月末まで続く状況にある」とし、「それも念頭におきながら、それ以外の様々な物価の状況なども見ながら、経済対策を9月には考えていきたい」とした。

  • 中国株式市場は反発。最近の下げを受けて割安感が出たほか、市場支援策も寄与した。ただ引き続き9カ月ぶり安値近辺での取引となった。中国の資産運用会社十数社は自己資金で株式ファンドに投資すると表明した。外国人投資家はストックコネクト(株式相互取引)を通じて12営業日連続で中国株を売り越した。きょうの売り越し額は63億元(約8億6397万ドル)。

  • 欧州株式市場は続伸して取引を終えた。米半導体大手エヌビディアの四半期決算発表を控えて半導体関連企業が買われ、テクノロジー株の上昇をけん引した。フランスのビデオゲーム開発のユービーアイソフトは8.5%上げ、約3週ぶりの高値を付けた。人気ゲーム「コール・オブ・デューティー」を手掛ける米ゲームソフト大手アクティビジョン・ブリザードがストリーミング配信権をユービーアイソフトに売却する方針が好感された。

  • 米国株式市場では、ダウ工業株30種とS&P総合500種が小幅下落して取引を終えた。市場では米連邦準備理事会(FRB)が高金利を長期化させるとの懸念が根強い。金融セクターは0.9%下落し、S&P総合500種の最大の足かせとなった。米格付け会社S&Pグローバルが複数の米銀の格付けを引き下げたことを嫌気して、銀行株が軟調に推移した。KBW地銀株指数は2.7%安、S&P500銀行株指数は2.4%下げた。ワイオミング州ジャクソンホールで開催される毎年恒例の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエルFRB議長の25日講演に注目が集まっている。

↓8/22(火)経済指標をまとめました。

2023/8/21

今後の重要イベント

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